リウマチ(リュウマチ)のお悩みは「手のひら先生のリウマチ相談室」

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手のひら先生の治療日誌09年07月09日発行

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「手のひら先生の治療日誌」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。このほか「手のひら先生のリウマチ相談室ブログ~手のひら先生の独り言~」と「リウマチの広場(by 手のひら先生)」もありますのでこちらもよろしくお願いいたします 。

本日のテーマ「規制緩和と医療の質」

金融ビッグバンから始まった規制緩和の波は止められないはずです。最近は少々変な方向に行きそうな雲行きにもなっているようですが、これも出発点が外国の圧力から始まったところから、大いなる狂いが生じるのです。

鍼灸学校生の時に聞きましたが、外国では看護士や理学療法士は開業しているそうです。日本では出来ません。資格取得の自由はあるものの、職業選択の自由はないのです。なぜでしょう。もちろん規制を掛けているほうの論理はあるでしょう。私だって簡単に立てられますよ。

規制はそれによって利益を享受する側に、常に有利に働くように出来上がっています。でも憲法に定められている職業選択の自由は、誰によって規制されているのでしょうか。

もし看護師が開業できるなら、日本の医療の中でまず看護士不足は解消するのではないでしょうか。在宅で療養できる数が増えるでしょうし、自宅で死を迎えたいなどの希望もかなり叶えられるようになるはずです。

理学療法士が開業出来るなら、より在宅でのリハビリが活発に出来るようになり、何よりこの方面で進歩が促せると思う。

尊敬する世界的な免疫学者、多田富雄さんが脳幹出血から生還し、リハビリをしようとした時、その後進性非科学性に傲然としたと著書に書かれています。医学部に在籍されていても、現場の状況は知らないでしょうから、実態を把握していないのはしょうがないでしょう。

現状日本の医療の中では、リハビリは重要な地位を占めてはいません。現に保険で出来るリハビリは、半年で打ち切りだったと思います。患者さんは自分でリハビリをするのは無理と思い、またリハビリをしないと永遠に回復の希望が途絶えてしまう、そのような恐怖を抱いています。そこに目をつけて効果が出そうな雰囲気を醸し出し、高い料金をとるものにすがってしまうのです。

経済の論理数字の論理、予算の論理で医療が左右されているのがこの国の現状ではないでしょうか。

鍼灸界では規制緩和は不十分でした。鍼灸資格の規制ははずされたのに、あんまマッサージ指圧の資格を取得するためのクラスや学校増設はそのまま見送られたのです。

でも世の中には実質マッサージを行なっていてても、他の名前で広く行なわれています。美容エステ業界では、堂々とマッサージと謳っていますよね。

鍼灸師で開業することは大変難しいことです。ですから先輩諸氏は、まずあんまやマッサージ師で生活を維持し、経験をつむ中で治せる鍼の技術を習得して、晴れて開業鍼灸師となっていたのです。

いまはそれが大変難しい状況となっています。むかしはクラス定員30名中、開業は1人と言うのが定説でした。その頃より2から3倍は学校が増えているので、100名前後に1人になっているのではないでしょうか。学校出て資格取得で夢を閉じてしまう方たちも多いのではないでしょうか。

視覚障害者の問題はあるのですが、それは鍼灸学校あんまマッサージ定員の問題ではなく、社会の福祉制度の問題として捉えるほうが本来では無いかと思う。

すべての面で規制緩和は図られるべきであり、事前に周到なセイフティーネットを用意することは最重要である。

でないと国民にとって質の良くないものがはびこってしまう。そう危惧するのです。

042-365-9781