手のひら先生の治療日誌09年04月29日発行
本日のテーマ「豚インフルエンザの流行」
インフルエンザ流行について
鳥についで豚インフルエンザで大騒ぎのようです
未知の病原体は、過去の記憶とともに恐怖が広がります。ほんの数年前の中国で発生した、鳥インフルエンザの恐怖は人々の記憶に、鮮明に残っています。それが今重なって、大騒ぎになっているのです。
でも今も昔もインフルエンザの、決定的な処方はありません。最も有効なのは自己の免疫力なのです。
次々と形を変えていくウィルスには、ワクチンや薬では追いついていけません。ノーベル賞受賞者の利根川進博士が解明した、自らのリンパ球が進化を遂げてこれら新型ウィルスに対抗していかなければ、治ることは出来ません。
幸いにも高麗手指鍼で治療を始めておよそ10年余、患者さんの中でインフルエンザに罹られた方はいませんでした。
これはこの鍼がいかに自己免疫力を高めるか、証明になるのではと思います。私だけでなく、友人のところでもその昔、一家四人のうち鍼治療に通っていた、その家では最も虚弱のはずの次男が、インフルエンザに唯一感染しなかったそうです。あとの3人は寝込んでしまったと、お母さんから報告があったそうです。
身体に刺す鍼ではこれほどの効果が望めないのは、脳との関係であると考えます。ペンフィールドとラスムッセンが解明した、運動野に占める手のひらの面積は40パーセント以上、顔の40パーセント以上です。あとはからだの他の部分です。
脳は免疫をコントロールするところです。そこに多くの刺激を与えられる高麗手指鍼は、効果もまた高いといえます。もちろん理論、診断、治療技術が伴わなければなりませんが。
まずは豚インフルエンザが早く沈静化し、ゆっくりおいしい豚肉を食べたいものです。