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リウマチの広場ブログ 09年01月31日発行

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「リウマチの広場ブログ」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。このほか「手のひら先生の治療日誌」と「手のひら先生のリウマチ相談室ブログ」もありますのでこちらもよろしくお願いたします 。

本日のテーマ「鍼灸師の社会的地位」

ご存知でしょうか?

鍼の歴史2000年、3000年とも中国では言われています。

漢方薬の歴史1500年、神農本草経が出来たといわれてから。

西洋医学、たった400年です。

社会での職業評価はどの順番でしょうか?

医師 薬剤師 鍼灸師ではないでしょうか。病院内の地位もそのようになっています。

病院内では薬剤師の前後に、看護師が入ります。国立病院にリハビリ部長として勤めていた、マッサージの先生が言っていました。「あんまさーん」と僕らを別称で呼ぶんだと。

なんでこのような評価になったのでしょうか?いつからなのでしょうか?

明治の「医師法」が出来た時から、鍼灸師やあんま師はこのような社会的な評価を受け続けることになったのです。江戸時代にはそれこそ今のホームドクターのように信頼を受けていたそうです。それまで漢方医はおよそ5から6万人はいました。それは医師法が出来てから、一時はゼロになったと言われました。なぜ医師法が出来たのかと言うと、国の富国強兵政策の一環なのです。戦争に行って負傷兵が出たら、包帯を巻いて傷口を針で縫える医者を増やしたかったのです。戦場で漢方薬を煎じるわけにはいかないのです。

一度火の消えかかった漢方薬を再び燃え上がらせたのは、極貧に耐えながらもその火を絶えさせなかった湯本求真らの努力が有ったからです。その極貧生活は彼の意思を継いだ大塚敬節の本にも残っています。九州から上京し湯本求真の家を探したが見当たらない。とうとう日が暮れそうになったので、通りかかった老婆に道を尋ねると、目の前のぼろ屋を指した。余りに荒れていて廃屋のごときであったので、分からなかったそうです。そういう困難な時代を乗り越えてきたのが、今の漢方ブームの支えになっているのです。

鍼灸も継続が難しくなりそうだった時が有りました。第二次大戦後アメリカ軍が進駐し、GHQが野蛮な治療として禁止しようとしたことがありました。これに対し柳谷素霊らの働きや、GHQ幹部の疾患を鍼で治すことによってその効果を認めさせたということで、かろうじて鍼の命がつながって今日に至ったのです。

鍼灸師の地位が低いのは、日本と韓国だけです。韓国での評価が低いのは日本が占領していた歴史から来るものです。中国では病院内で行なわれ、西洋医師とは対等の立場で治療をしています。

その他の国ではどうでしょうか。アメリカでは鍼灸師、鍼と漢方薬を行なう漢方医、それと医師と別れています。実際の評価は分かりませんが、日本人鍼灸師がハーバード大学医学部で、鍼灸の講座を持っていることを見れば、偏見は無いことが理解されます。さすがプラグマティズムの国、治せる治療技術なら何でも取り入れようとする国であることが理解できます。

ヨーロッパでは鍼灸師の免許がないので、鍼を行なうのは医師です。偏見などが生じることは無いようです。イギリスではホームドクターの60パーセントが痛みに鍼を使い、かつそれは保険適用があるそうです。

鍼と言うものがすでにワールドワイドに広がっています。世界中に中国人の鍼灸師が働いています。日本人の鍼灸師も南北アメリカ大陸に渡って活躍されています。

しかしまだその治療の中身は「痛み」の治療が中心です。日本での鍼灸師の地位を上げ、世界が求め期待されている鍼は「西洋医学」では治せない、太刀打ちできない疾患を治すことである。そういう意味でその潜在能力をまだ発掘されずにいる「高麗手指鍼」は、鍼灸師の地位を高め人類全体に奉仕可能な医療と信じています。

ところで東洋医学の中で漢方薬の信頼度が薄らいでいるのではないかと、確かな証拠を持って言うわけではないのだが、そのような感じを最近懐いている。一時漢方薬ブームが起こり、それに対し漢方専門医が少なくそれを補う形で市井の漢方薬局が活躍しました。その後病院で患者のニーズにあわせ、漢方処方が取り入れられるようになった。ところが付け焼刃的な勉強で、死者まで出してしまったことがありました。それは過程を学ばずに、西洋医学的な薬に対する考え方で処方を行なったからです。医療をめぐる厳しい経済環境の中、打開の道を東洋医学に求める間違った悲劇も生まれるのです。

また新しい見方や分析で漢方薬を見直した結果、従来から言われていた漢方薬の常識が、誤りまたは覆されるようなことも起きたのです。漢方薬を使うとめまいや発疹が現れることがある。これは良くなる前の好転反応「瞑眩めんげん」と言われていましたが、今は副作用と言われるようになって来ました。また長く飲まないと効かないといわれていますが、それは効かないということになってきたようです。

実際世界でもっとも漢方薬を常用していたのが韓国人らしいのですが、このことに気付いて漢方薬を飲まなくなったので、漢方医が集まってひとつの町を作っていたのですが、2年ほど前ソウルを訪れた時、すでにその3分の1以上の店が消えていました。

西洋医学でも人々が情報を簡単に得られるようになって、薬の副作用や西洋医学の進歩について気付はじめ、厳しい眼を向けるようになっています。訴訟問題もその現れです。

アメリカでは有名な話ですが、過去のがん治療の進歩状態を調査したところ、きる以外何ら進歩は見られていないという評価が出ました。

経済状況も厳しさを増す現在、改めて私たちをとりまく様々な治療、薬剤の効果を真摯に洗いなおす時期に来ているのではないでしょうか。それは誰かに任せるのではなく、自らが行なうことも出来ます。多くは国の仕事でしょうが、自らを守るためにもそのような心構えは大切なことであります。

042-365-9781