リウマチ(リュウマチ)のお悩みは「手のひら先生のリウマチ相談室」

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手のひら先生の独り言

こんにちは。日頃思っていること、考えていること、地元のお店の紹介、友人の紹介などなど。ごく私的なことを書いています。

秋葉原の茂手木さん

残念ですがオーディオのモテギ 2019年4月末を持ちまして閉店いたします。日頃のご愛顧を感謝いたします。
これからは埼玉の自宅で、今までのお客様のフローをいたします。

新店舗の住所です。 〒366-0834 埼玉県 深谷市 曲田 190-6 オーディオのモテギ 茂木 邦宏 電話 048-572-1294 携帯電話:090-3694-3143
新店舗にて真空管アンプの修理、アナログオーディオのご質問・ご相談をお受けいたします。

こちらの地図をご覧になり、お近くに来られたときは是非、お寄りください。店名は「オーディオ Motegi」(オーディオのモテギです)長らくサトームセン勤められていましたが、ご存知のようにサトームセンがヤマダデンキに代わったのを契機に、独立することとなりました。2007年12月10日より秋葉原のヨドバシカメラの近くにお店を構えることになりました。

〒101-0022

東京都千代田区神田練塀町3番地 竹内ビル 1F Tel&Fax. 050-1585-2220

開店 11:00 ~19:00 定休日 火曜日 (2009年に移転しました。秋葉原ヨドバシカメラ並び4軒目です。表通りにありますので、先のお店よりすぐ分かります。道路の反対側には有料ですが駐車できます。)

お店の中心は真空管アンプおよび、スピーカー、プレーヤー、オーディオ関連部品です。また中古品もそろえています。ご希望なら、トランジスターアンプもアドバイスいたしますので、お気軽にご相談ください。

ちなみに私のシステムは、アーカムA65を2台、それぞれを左チャンネル右チャンネルに使っています。スピーカーはスペンドールを天井からつるしています。CDプレーヤーは、アーカムのCD72と仕事には、パイオニアの300枚CDが入るPDF-1007を使っています。真空管アンプは、AUDIO SPACE オーディオスペースの300Bです。治療室のスペースと我が稼ぎでは、今のところ満足しております。真空管アンプに切り替えると、患者さんもその音の柔らかさにびっくりされます。

このいきさつは下記をご覧ください。

サトームセンの茂木さんは私のカリスマです。ステレオの。茂木さんは今秋葉原サトームセン本店の4階、オーディオフロアにいます。もう定年を迎えられたので、今は嘱託として週に数回かしか出勤していませんが、その日には彼を目当てにいそいそとお客がやって来ます。私と同年代50歳以上の、そうコンポーネントステレオが流行した時代に育った同志が、彼と話をしたくてやってくるのです。(2006年10月から駅前のラジオ会館隣のサトームセン6号館5階に移るそうです)

小さな空間にもちゃんと決まりがあって、一人が話しているときには後の人はじっと待っているのです。お客がどちらを買うのか迷って、ステレオを何度も聞き比べても、皆さんじっと待っています。待っているほうも、この時間が楽しいことを知っているのです。茂木さんが勧めるアンプとスピーカーの組み合わせを楽しんでいます。「このアンプとこのスピーカー、クラシックにはあちらの組み合わせよりいいでしょ」「じゃもう一回あちらを鳴らせて見ましょうか。どうでしょ。ジャズならこちらの方がメリハリが利きますよね」。迷っているのは若夫婦です。奥さんはクラシックファン、ご主人はジャズが好きなようです。真空管アンプが目的のようです。この年のころだと、私は真空管アンプには手が出なかったなーなどと思いながら、どちらの組み合わせにするのかサイコロの目を楽しむように見守っています。結局この日は予算と思いが一致しなかったようで、2時間半迷った挙句帰ってしまいました。「大変でしたね」「いやー、安い買い物じゃないからね」と茂木さんは言います。

私が始めて茂木さんとお会いしたのは、もう37年も前になりました。大学2年生の夏のアルバイト先でした。私の大学はその頃珍しかった夏休み前に前期のテストを行っていました。貧乏学生にはこれは困ったことで、大事なお中元配達のアルバイトが出来なくなるのでした。今のようにアルバイト情報が無く、やっと「アルバイトニュース」と言うタブロイド版が出版され始めた頃です。今もあると思いますが、下落合にある国の機関「学徒援護会」に学生は押しかけたのです。そこに「日給1100円」の当時としては良いほうのアルバイトがあったのです。それが茂木さんとのきっかけでした。

当時秋葉原は今よりもはるかに「電気のメッカ」でした。郊外型の大型店は、やっと今は無き「第一家庭電器」が出始めた頃でした。何しろバイト中に「アポロ1号」が月面着陸をした頃で、なんて昔の話をしているんだろう

私は。私の雇い主はパイオニア株式会社でした。その頃のコンポーネントステレオ(組合わせ式のステレオ)は、パイオニア・トリオ(今のケンウッド)とサンスイが御三家でした。派遣先は「木村無線」、総武線ガード下のラジオセンターに2店舗、500メーターほど離れたところに茂木さんが主任をしていた試聴室、道路の反対側の昌平橋ビルに事務室がありました。そのほかにも1,2回しか行きませんでしたが、1日中日も差さない路地裏のようなところに、レコードプレーヤーを完成させる「名人」の住む工場がありました。工場といっても2坪ほどの部屋でしたが。何しろ「木村ムセン」はFM放送のコマーシャルを流すほどで、当時はブイブイ言わせていたお店でした。夏のボーナス時期1ヶ月のアルバイトでしたが、忘れられない貴重な経験もさせてもらった1ヶ月でした。この頃ボーナスが出ると、秋葉原の町はごった返すほど町はにぎわいました。電気製品が3割以上時には5割も安く買えるところは、ほかに無かったからです。

私の職場はラジオセンターの2階、5坪ほどの広さのフロアーでした。天井も低く薄暗くごちゃごちゃ雑多で、いかにも秋葉原電気街の風情でした。今もその面影は残っていますが、1階フロアーの部品屋さんが1軒1軒店を閉じるのはさびしい物があります。秋葉原この手の店までも、もじわじわと変わりつつあるのを感じます。1階の木村無線の店舗はさらに狭く、2坪もあったでしょうか。ここは元気のいい優秀なベテラン店員が4名ほどいました。2階は店長の方、ベテランお一人、若手一人、それと私、それに次の年パイオニアに就職される予定の中央大学生が一人、計5人いました。そのほかにもフォスター電機だったと思いますが、手伝いの方が1名いらっしゃったのを覚えています。

フォスター電機の方には面白いことを帰りの電車の中で聞きました。フロアーにはコーラル製のスピーカーがありました。1台8000円でした。中心が銀色の大きなガラスペン先みたいにとがっていて、振動するコーン紙は薄緑色をしていました。「あのスピーカーね、うちの会社ではとってもいい製品が出来たので皆さんに聴いてほしかったの。そこでもっと安い値段で出したんだ。ところがさっぱり売れない。会議を重ねて出した結論が、値段を上げてしまえだったんだ。ところがこれが効をそうして売れ始めたんだ。物の値段て不思議だよね」この頃は外国製品が幅を利かせていましたが、アンプはHiーFiと言う文字を前面に出し良い戦いをしていました。スピーカーはまだ一息で、値段と音が比例すると皆が考えていた時でした。価格と品質、それを購入する側の価値観や選別する力、それは今も物創りする方からすればなぞなんでしょう。

さて日曜日ともなれば大変な混みようです。私の仕事は事務所兼倉庫から注文品を持ってくること。忙しいので台車もありません。今は中古品でしか見かけない、大型のテープレコーダーを抱えて持ってこなければなりません。ティアックのオープンリールは馬鹿でかく、私の体の半分近くあります。これを抱えてさて2階へ上がるのが大変でした。満員電車並みの混みようで、声を張り上げて通してもらわなければならない有様でした。初任給が5万円を切る時代、見たことも無い10万以上する機械がぼんぼん売れる。別世界でした。やっとお客が少なくなって気がつくと昼食を取っていませんでした。女社長が姪御さんとおにぎりを持ってきてくれました。もう4時になっていました。「今日は400万売り上げました」10坪ほどの店舗で1日400万円も売り上げたのでした。初任給と比較して類推すれば、今なら1600万円以上と言うところでしょう。このようなブームも5年ほどで終わり、コンポーネントステレオはミニコンポに役を変わられてしまいました。最近またこれが復活してきたのはとても嬉しいことです。

秋葉原は街全体は電気街としては変わらないのだけれだど、個々は激しく変わってきた街であるのが分かりました。木村無線も前はテレビを取り扱い、それが下火になる前にコンポーネントステレオに切り替え、ブームに乗った店でした。その後街はパソコンの時代に突入します。家電を扱っていた大型店が、パソコンフロアーを作っていたがうまくいかず、隣に出来たパソコンショップにフロアーを貸しているうち、母屋まで貸して結局つぶれてしまったなどと言う話もありました。秋葉原は激動の街でもあるのです。

店員さんやメーカー社員の中には、学生時代秋葉原でアルバイトをして、そのまま魅力のとりこになってしまった方もいらっしゃいました。「学生の時仲間とさ、千葉の団地までトラックいっぱい洗濯機積んで売りに行ったことがあった。良く売れたなー。5割引きで仕入れて、3割引ぐらいで売るんで、その当時じゃライバルがいないので格安なので売れるのさ。それが楽しくなって、そのまま秋葉原に住みついた様なわけさ」この頃はこんな店員が多かったそうです。

2週間もすると私もステレオに興味が湧いてきました。月刊誌を買い込んで熱心に読み始めました。働き始めたらステレオ装置が欲しいとも思い始めてきました。少しづつステレオについて話をするようになりました。お客が途絶えて暇な時に、ベテラン店員さんに「このアンプが良いと本に書いてありました」と言うようになっていました。すると店長さんが、「長谷川君、評論家の話を鵜呑みにしてはいけないよ。彼らはメーカーから装置を提供してもらっているんだからね。悪いことは書かないよ」と教えてくれました。

評論家達がアンプの品評をしています。よく読むとAと言う評論家は、Bと言うメーカーのお抱えのようです。Bメーカーの出来の良い製品になると能弁になり褒めちぎります。でも出来が悪い製品の時は発言しません。他の評論家も同じようです。評論家の自宅の写真が写っています。手の届かないような高価な機器が、部屋に所狭しと並んでいます。評論家ってそんなに儲かる職業かといつも思っていたのですが、このお話で合点がいったのです。「裏を読む」このことは、その後の私にとって大変貴重な言葉になりました。

茂木さんはこの頃試聴室の主任でした。私より3、4歳ぐらい年上と思いましたが、もう責任者でした。(2006年ご本人にインタービューしました。5歳年長でした)この頃は大きなテレコ(当時はこんな風に呼んでいましたっけ)を担いで、あちらこちらで録音会が開かれていました。もちろん試聴室でも行われていました。今度ご本人に聞いておきますが、その頃かなりの回数クラシックコンサートが開かれていたようです。もちろん茂木さんも持ってていましたね。

いまどのくらい試聴室が残っているのでしょうか。団塊世代の退職に伴って、またコンポーネントステレオが小さなブームになっていますので、復活しているのでしょうか。試聴室はまた一方で罪作りなもので、たとえそこで良い音がしていてもそれは我が家の空間とは全く異なるので、いざ聞こうとすると全く別物のに対面することになります。そこから自分自身の我が家の音つくりへの格闘が始まるのです。

ちょっと前にテレビで紹介されたスピーカーがありました。それ以来とても売れているそうです。私もそのスピーカーは知っています。でも聞いていると疲れます。音の解像度は中々良いものもありますが、聞いていると疲れてしまうのです。私も持っているスピーカーをグレードアップしようと考えていたのですが、茂木さんに止められました。

「うちでも置いていたのだが、お客さんに対して不誠実な対応をしているので、陳列を止めてしまいました。CDを掛けるのだが、そのスピーカーが能力を発揮するところだけを聞かせ、欠点のあるところに来ると先送りにしてしまうんだから、あきれちゃうよ」

彼の商品の勧めかたを、私や他のお客さんにでもそうですが、見ているとそれはワインのソムリエにたとえられるのではないでしょうか。まず予算を聞きます。オーダーですが、その前に好みを聞きます。赤ですか白それともロゼ、クラシック、ジャズ、ロックかポップス、演歌、ラテン。そして色々お話をしています。きっと雑談の中に人柄、性格など人間性まで彼は見ているのかな、と私は思っています。そして豊富な商品知識の中から、いくつかの組み合わせを提案します。そしてテイストです。じっくりと聞かせます。聞き比べしてもらいます。時にはアンプとスピーカーの組み合わせを変えて、またCDを変えてという風に。あくまで最後はお客さんが決定権を持ちます。いざ決定しようとすると中々決まらないものです。

ステレオを始めて購入する時、色々な店を回ったことがありましたが、リラックスして商品を選べるところは無かったですね。秋葉原のようなところは専門店化されているので、店員も独特の雰囲気をかもし出しています。威圧するような、変な質問でもしたら馬鹿にしてやるぞ。またはこいつ買うつもりじゃないんだろ。そんな顔をしているみたいです。もっとリラックスして売るのを楽しんだら良いんじゃないかと思う。ニコニコして、質問させたら自分の知識を聞いてもらう、聞いていただいてありがとうございます、そんな気持ちだったらお客はきっとそこで買う気になってしまうと思う。

(茂木さんのお客さんに接する時の心構え)「商品を買ってもらった時に、決していやな思いをさせない」ことだそうです。 (相談を受けてステレオを勧めるステップ) 「まず予算です。例えば100万の予算とすれば、最初にスピーカーを決めます。これさえ決まれば、あとは簡単にアンプ、プレーヤーが決まるはずです。」『どのようにお客さんの嗜好、個性やステレオに対する思いを見極めるのですか』「それは一目では分からないので、話しをしていく中で質問を受けたりしたりしていく中で判断していくしかないね」(以上2006年9月16日のインタビューから)—予算100万は別として、初心者ならもっと価格的には低くても十分な音作りは出来ます。私の装置がそうなので。何年か掛けてビルドアップするなどと言う方法もあります。

私がアルバイトをしていた時店長に褒められたことがあります。お店の方針として、お客には話しかけないでじっくり見てもらうということがありました。2週間もいると深い知識は無いものの、お客さんが買う気があるかないか、雰囲気で分かるようになりました。次に初めてステレオ購入しようと言う人が見分けがつくようになりました。それとなく見ていると、質問したいと言う気が体中からにじみ出ています。そこで声を掛けます。するとせきを切ったように質問が飛び出します。答えといっても簡単です。その頃は3社が断然人気でしたので、クラシックを聞くのでしたらトリオ(今のケンウッド)華やかな音がお好みならサンスイ(当時浅丘ルリ子のコマーシャルで有名でした)そして色々な音楽ジャンルを聞くならパイオニア、これだけ説明してあげればよかったのです。値段を聞いてきたら店員さんにすぐバトンタッチ、それ以上のことになったらバトンタッチをすればよかったのです。アルバイトは購入の呼び水の役目をすればお役御免と言うことです。木村無線の店員さんたちは優秀でした。その後は100パーセント商談は成立していましたから。その中でも茂木さんは一つ秀でていたのです。

買う気があるかないか。これも「気」の働きです。10年以上前から「石丸電気」には、店員が話しかけませんのでじっくり商品をご覧ください、と張り紙がしてありましたが、それはもう30年以上前に私たちは行っていたなと思いました。

いま秋葉原(正式にはアキバハラ)は高層ビルがニョキニョキと建ち始めていますが、ご存知のように昔は青果市場がありました。通称ヤッチャバです。ここのご主人の中にオーディオ好きの方たちがいらっしゃいました。最低でも1週間に1回は見えられ、その度に新製品を購入していきました。アンプを変えると、次はスピーカーがどうも気に食わない。スピーカーを変えたら、どうもアンプのパワーが足りない等々。彼曰く「朝は早いし夜も早い。これしか楽しみが無いからね」

それまでこのようなステレオ装置があることも知らず、歌を聴くのはテレビやラジオ、レコードならレコードプレーヤーと言う簡単な装置しか体験していませんでした。でも音楽に感動すると言うことに絞れば、装置はどんなものでも良いと私は思う。つい最近もテレビを見ていて「ハイフェッツ」というバイオリニストの演奏を聞き、これはすごいおじさんだとすぐCDを買いました。(バイオリンはみどりかクレーメルしか聞いていないので)でも音を楽しむとなると、やはり良い音、装置をそろえるのは楽しみを倍化します。自分の許す限りの予算であれば良いのです。でも世の中には、装置の音を楽しむ人たちもいるわけです。このスピーカーは弦の音は良いけどホーンは少し弱い、アンプの出力を上げたらどうだろう。アンプは気に入っているので、スピーカーを変えようか。

何はともあれ「良い音のある暮らしは、ささやかな豊かな暮らしに通じるものがある」そう私は思っています。

私が秋葉原で体得しまた行っている「電気製品」の買い方を披露します。もっともそんな事はとっくに知っているよ、と言われる方は多いでしょうが。

2年ほど前大型店に掃除機を買いに行きました。「日立の掃除機」を目的に行きました。でも店員には「掃除機を買いたい」と伝えただけでした。「お客さんこのメーカーのものではいかがでしょう」「Hのメーカーの物を使っていたんだけれど、そのサイクロン式のものはどうなの」こう言っても彼は、最初のメーカーのを買わせようとしていました。「自分ところで仕入れ値が低い儲けの高いところを勧めるんだから頭来ますよ」茂木さん曰く「いやそれは違うんじゃない。よい品を安く仕入れて安くお客さんに提供する。よいことだと思うけど」「でもこちらがメーカーを決めてきているのによそのものを勧めるのは良くないんじゃないですか。」「それはそうだね」(2006年9月茂木さんのインタビューから)

木村無線のアルバイトをしていた時、店長さんが「このアンプはよいから100台購入しよう」と決めました。こんな小さなみせでどう捌くんだろうと見ていると、ベテラン店員さんが色々な店に電話をして売っています。分かったことは、商品には購入単位があって、それ以上になると仕入れ値にマージンが上乗せされる。しかし自分お店では7割程度しかはけない。そこで他店に手数料程度をもらって流すのです。

茂木さんが気色ばって「いい商品を安く提供する」とおっしゃったのはこのようなことが背景で、かつ安く入ったら安く売る姿勢があるからです。でも件の店員の勧めたのは明らかに安く仕入れたはずなのに、価格は安くないのです。20年以上前の話です。

その頃サンヨー電気の掃除機は馬力がダントツでした。秋葉原の店を探したのだが(大型店は除いて)どこにもありません。そこ秋葉原から御徒町よりで山手線脇にある問屋街に行きました。「サンヨーの掃除機ない?」「お客さん家には無いよ。家にあるのは松下と日立と三菱だけ。だってお客さんそれしか買いに来ないんだよ」学習しました。でもサンヨーの製品を何が何でも買おうと決めていたので、あるお店に行きました。ある店と言うのは、机一つと電話一つだけのお店です。「サンヨーの掃除機ない?」「お客さんちょっと待ってね」どこかに親父は電話を掛けています。「社長サンヨーの掃除機ある。ウンウン、あります」「お客さんあるけど3割引きでいい?」と商談成立です。秋葉原にはこのような便利なお店も数あります。3割引きで売って2割儲ける。売り元は定価の5割で売る。と言うことは仕入れ値は、定価の2割か3割と言うことか?

秋葉原て楽しいなと思いました。

通称バッタ屋と言われるようなお店もあります。昔はよく行きました。「日立のポットない?」「お客さん無いよ。でもTのならあるよ。5割引だよ」「でも日立の買いに来たんだけどなあ」商売人はすぐ殺し文句です「お客さん、秋葉原に買い物に来たら安いものを買わなきゃ。」買って帰るとポットなんて湯を沸かすだけなんだから、どこのメーカーでもおんなじなんだけど。つい思い入れをしてしまうのが消費者心理と言うものなのだろうか。一時テレビの寵児になっていた、城南電気の宮路社長が「仕入れに言ってくるぞ」と車で出かけたのがこの店でした」病気で亡くなってしまわれましたが。「なんだこの親父も行っているのか」とテレビで見ていました。この店に行くとひっきりなしに電話が掛かってきます。倒産品とかいわくのある品なんでしょうね。仕入れ値は分かりませんが、定価があったらめちゃめちゃなものなんだろうとうかがい知れます。でも仕入れるほうも相当リスクがあるだろうから、それも大変なものなんでしょう。週刊誌で読んだところ、この手のバッタ商品はいま大型店になったようなところでも、昔は商品の2割いまでも5パーセントぐらいは入っているらしいそうです。でも所詮具合が悪くなったら保障はメーカーなので、問題は全くないのが電気製品ではあるんですが。

私いまはインターネットでも購入します。蛍光灯などの器具はとても便利です。大型店に行っても品揃えが少ないので返ってくることがたたあります。そんな時インターネットだと品揃は豊富です。価格も5割引と破格ですしね。でも他の電気製品の場合やっぱり商品を確かめ触ってみたいじゃないですか。また他の製品との比較もしてみたいし。

大型店の評判がインターネット上の掲示板に書き込まれています。所詮悪口しか書かれていないのだけれど、気分悪い黄帯の悪い店で買わなきゃいいこと。それに接客態度が悪ければ、最後は店員本人に結果が返ってくることだ。いまは競争が激化しているので、売り上げが悪い店員はすぐリストラされていってしまいます。商品を買うというのは一つの楽しみです。よいものをもっと安く購入すると言うのもまた楽しみです。よいものを楽しく選んで、それで安く買うこれはもっと楽しい。そういう意味では、サトームセンで購入するのは楽しい経験です。店員がクールなんです。7年ほど前お金が無くて、でもDVDの再生装置が欲しくなりました。近くのサトームセンに行きました。説明を聞きさて選らぶ段になって2機種に絞られて来ました。パイオニアとビクターです。ちよっとビクターに気持ちは行っていました。店員さんに聞きました。「あなたならどちらを選ぶ?」「私ならパイオニアの方かな」でも見るとパイオニアのほうが安い。そこで決めました。

内容が同じなら安いほうがいい。でも消費者はちょっとしたことでこだわったりする。そこをちょっと専門家のアドバイスしてもらえると嬉しい。店が売りたいものじゃなく、お客が買って得するものを勧める。商品知識が豊富でいてそれでいて自分の意見を決して押し付けない、そんなクールさをこの店では感じるのは私だけでしょうか。

「テレビを買いたいのだけれど、どこがいいの」「今はですね、東芝ビクター・・・」とひとしきり商品説明がありました。いまはそれらが人気でまた商品的には良いのかも知れません。でも私の頭にはテレビはソニーと言うのがこびりついています。「ソニーはどう」「ソニーも良いですよ」「お客さん衛星放送見ます。見ないようでしたらこちらが良いですよ」結局1万円も予算より安く買って帰りました。日本製品は優秀だからどのメーカーの製品を買っても遜色はないと思う。でも消費生活社会の中で賢くかつ楽しくそれを享受するには、またこちらもそれなりの準備心構えをしていなければならないと考える。

秋葉原には大型店が出来、既存店にも来客数は増えているそうです。でも既存店の売り上げ単価は下がっているようです。まず大型店で購入してから秋葉原の見学です。「お宅の方が安かったよ」といって、他の小物を買って帰るお客が増えたそうです。でもこれを消費者は言ってはいけない言葉です。敗北を意味するからです。「今日馬券は取れなかったが、1日面白かったよ」この損をうめる満足度が大切なのです。

秋葉原のあの有名な大型店で購入した洗濯機だ。と言う満足度が高かった分を補うのです。次回からは大きなものを秋葉原で買うときは、3店舗ぐらいは回りましょうねお父さん。そして十分な商品知識を詰め込んで、狙いの商品狙いのメーカーを3つぐらい絞って行きましょう。そして店員さんの商品知識やお客さんに対する接客態度を楽しみましょう。でも1万円ぐらいの小物を買って「もっとまからないの?」なんて言ってはだめです。現品限りの格安もそうです。またメーカーによっても仕入れ価格が違うので、このメーカーだけで3割引きにしてくれと言っても無理な場合があります。20万30万の商品を購入し、色々なメーカーが組み合わさっていれば3割引は可能でしょう。また穴馬じゃない、穴的なメーカーもあります。関西方面だとシャープは一流メーカーで値引きもないが、関東に来ると家電製品に関してはネームバリューが下がるのでお買い得のようです。何はともあれ秋葉原で物を買うというのは、あなたの消費哲学が試されるところです。(大げさかな?)大いに楽しんでください。

秋葉原には個性的な大型店もあります。照明の「ヤマギワ電気」と「山田照明」です。ヤマギワ電気には思い出があります。1日アルバイトでしたが、ヤマギワの照明器具倉庫の整理に行ったことがあります。川沿いの小さな倉庫でした。この中の商品の整理です。ダンボールが壊れたものを入れ替えてまた積みなおす作業でした。一つの箱から出てきたのは、スエーデンのデザイナーの銅版を打ち出して作った電気の傘でした。「それは5万円するんだ」担当者の方が教えてくれました。もう一人の学生とびっくりしてしまいました。初任給5万円行かなかった時です。最近年をとって来ると照明器具にも興味が湧いてきました。特に体を悪くしてから、目に入る光や寝る前の明るさに敏感になったようです。外国では上からの照明はあまり無く、横からが多いということでした。確かに映画などでは、部屋の照明はほとんどがスタンドです。(以上2006年9月22日まで

患者さんで秋葉原に詳しい方がいらっしゃって、「ヤマギワ」はとっくに「石丸電気」になってしまっていたと教えてくれました。それもソフマップに吸収され、さらにビックカメラの傘下にあるらしいと聞くと吃驚仰天です。何ヶ月か前の週刊東洋経済に「大型家電量販店は、将来ヨドバシカメラ、ヤマダ電気、ケーズデンキの3社になる」と言う記事がありました。すでにそれが具現化され始めた来たみたいです。

アルバイトを終えて2年後初めてのボーナスを持って、茂木さんと一緒に選んだのが「プリメインアンプがテクニクスSU50Aと記憶しています。これはマッキントッシュの高級機種みたいに、スイッチを入れると緑色に文字が浮き上がるものでした。デザインが好きでしたし、素直な音も良かった。プレーヤーはテクニクスのダイレクトドライブSL-10でしたか。初任給の2倍以上10万はしました。スピーカーはオンキョーのMK-Ⅱと言う、音はやや奥に引き気味でしたがクラシックを聞くには、この組み合わせには、大変満足しました。何しろ生まれて始めての散財です。ボーナスの2倍、給料の4倍をはたいて買った宝物でした。

それから3年ほどするとコンポーネントステレオの時代が終わり、木村無線も茂木さんもどこかにいかれてしまいました。その後も時々は秋葉原には行っていました。5年ほど前待ち合わせにはまだ時間が余っているので、秋葉原でぶらぶらすることにしました。駅前のラジオ会館に入って見ました。サトームセンのステレオがあるフロアーに、何の気もなしに寄ってスピーカーを見ていました。すると、こちらに背を向けてお客さんと話をしている店員さんの声に聞き覚えがあります。しばらく背中を見ていると、くるっと回って目が合いました。同時に「やあやあお久しぶり」茂木さんも覚えてくれていました。嬉しかったですね。実に30年ぶりの再開です。そのフロアーには何回も訪れたことがあったのですが、不思議なこともあるものです。ここからまたステレオに興味がわいてきました。丁度仕事も余裕がでて、治療室の音響装置も買い換える必要が重なった時でもありました。

まず勧めていただいたのは、プリメインアンプ、イギリスのアーカム社製A65でした。価格的には安いのですがイギリス的な音で、とてもすなおでクラシックを聞くにはぴったりでコストパフォーマンスの高いものです。これにはその後ちょっとしたエピソードがあります。ちょっとしたトラブルが起きて、修理に出すことになりました。でもそうするとバックグラウンドミュージックがなくなってしまいます。これは困る。そこで輸入業者で修理担当者の方に電話を入れました。すると1人で全国の修理を受け持っているので1週間以上かかるとのことです。茂木さんに相談することになりました。そこでの結論は、もう1台購入すると言うものでした。そして修理が終わったら、1台は左チャンネル1台は右チャンネルとちょっと贅沢ですが、そのように使って見てはというアドバイスだったのです。その後今度はCDプレーヤーも修理するはめになってしまいました。めったに無いような故障だったのですが、その時件の担当者とお話をしました。「アンプの件ですが、これの上級機種に買い換えるとするともっと良い音がしますか?」「良い音はするでしょうが、そうするとイギリス的な味が薄らいでしまいますね」問いの答えでした。あまりに正直な答えなので、おいおいそんな商売っ気のないので良いのかとこちらがおどろいてしまったことでした。

消費者を向いている商売人ここにありでしょうか。その後今度はスピーカーが欲しくなってしまいました。レコード芸術誌で「ソナスファーベル」の評価がやたらに高いのです。茂木さんにも聞かせてもらいました。繊細な音を出すすばらしいものです。弦の繊細さは惚れ惚れします。でも高い2本で100万円は手が出ません。その下の機種が出ています。相当無理すれば可能かなと言う計算をしました。でも床据え置き型なのです。我が治療室は自慢じゃないが狭いので、床に置くスペースは全くありません。壁に吊ったらどうだろうか、もちろん音響云々とうるさいことを言ったらとんでもないのでしょうけれど。幸い吊りアームは購入できそうです。そこで輸入業者に電話を入れてみました。「壁に吊ることが出来るだろうか」ところが電話に出た奴が「そんなことできる分けないじゃないですか」ときやがった。こんなもん一生買うか。

茂木さんに相談して、買える範囲でよい音をと選んだのが、やはりイギリスのスペンドール製のスピーカーです。壁に吊るすのでやはり輸入業者の技術者に相談しました。感じの良い方で、こちらの環境を話、吊るすことになったのでその時のドバイスをもらいました。「本来ならツィーターが上ですが、吊るすとなると音の特性を考えて逆にしてウーファーを上にすると良いです」だれもが殿様のように広い家に住んでるわけでもなし、お客のニーズにあったアドバイスが出来る、それが商人の心構えであると思う。くたばれ。

音と言うのは初め良い音だと思っていたけど、慣れてくるともっとと言う虫が湧いてきます。スペンドールのいま少し高いのを聞いてしまうと、ちょっと音の広がりに不満が沸いてきました。そこでまた相談です。茂木さんが勧めてくれたのは、スーパーツィーターTaket T1 と言って、20kH~60KHの人間の耳では聞き取れない周波数帯域を再生するものです。これで優れものでまた我が診療室のグレードアップが出来ました。もちろん治療の方も日夜レベルアップは努力していますよ。

最近は念願の管球式アンプ、いわゆる真空管式のプリメインアンプを購入しかけています。音が柔らかく音響ファンならだれもがあこがれる音ではないでしょうか。オーディオスペース(中国のメーカーナのですね。後で知りましたが)製です。真空管はもう世界中で作っているのは、アメリカと中国だけみたいです。あまり質が良くないせいか。茂木さんがおっしゃるには「50本輸入しても使えるのはせいぜい2から3本です」と言うような、歩留まりのようです。

これから秋、秋からはいつもクラシックシーズン、なぜか体の中からそのような欲求が湧いてくるのは私だけでしょうか。 (2006年10月15日

)本日秋葉原のサトームセンに行って来ました。今まで使っていたパイオニアのCDプレーヤー、PD-F908が調子が悪くなってしまったからです。音とびがあって、ちょっと昔なら針飛びと表現したのでしょうが。CDの汚れが原因かなと思っていたのですが、困ったときの茂木さんで、電話をするとすぐ答えが返ってきました。「4年も毎日使っているのじゃ、それは機械のレーザー部分が狂ってきたんですよ」納得しました。100枚CDが入っていて、昔のジュークボックスみたいに再生していく機械です。見た目も楽しい優れものです。茂木さん曰く「日本では廃れても、アメリカでは人気があるから、ずっと生産はされるはずです」この言葉で、今迷いが生じています。私知らなかったのですが、今はハードディスクにCDを記憶させて、何百枚もハードディスク記憶量次第で増やせて、連続再生できるそうです。音質はどちらも変わらないし、耐久性も同じとのことです。ウーン参ってしまいます。年取ったハムレット、彼に較べりゃ小さな悩みですが。勧められているのは、YAMAHAの、HDD/CDレコーダー、CDR-HD1500です。ハードディスク160Gを挿入すれば、240時間も再生可能ということです。このところ機械の進歩に追いついていけてないので、という意味もこめてこちらにしようかとも思っているのです。

ところで久しぶりに茂木さんとお話してきました。サトームセンの新しいオーディオ売り場の特徴は何ですか。という問いには、「品揃えかな」という答えでした。特に茂木さんが自信を持っている、管球式アンプ(真空管アンプ)では他所には負けないとのことです。今日も管球アンプを夫婦で買いに来ていました。管球アンプも聴き較べてみれば、とっても大きな差があります。包み込むような温かさはどれも持っていますが、楽器の特徴やその音に忠実さがあるかないか、聴き較べるとさまざまな顔が出てきます。楽しい一日でした。それにしても変わり行く秋葉原です。私は学校で会計学を専攻していたのですが、「会社はゴーイングコンサーンとして、永遠に続くものとして会計は処理されるべきもの」と教えられていました。実際は30年消滅説が有力らしいです、最近は。秋葉原だけでなく、文房具でドイツ製のステッドラーの物を購入しようと出かけました。東急ハンズへ行けば足りたのでしょうが、そうだ新宿のアドホックならと思い行ってみると、あんな大きな売り場が消えていました。それではとステーションビルの売り場へ、ここも無くなっていました。10年1日のごと変化はそちこちで起こっているのを、改めて実感しています。年 とっちゃいられないぞ。 (07/01/20)

この間のページが消えてしまったので、改めて書き直しています。

昨年サトームセンがヤマダムセンに変わりそうだと心配されていましたが、予想通りに変わりました。心配されていたのは、ヤマダムセンは家電専門なので茂木さんの居場所がなくなってしまうのではないかと言うことでした。案の定異動通知をもらって、品川店に配属になったそうです。しかしいざいってみるとやはり家電の中のオーディオ部門で、40年以上のキャリアを生かせるところではありませんでした。その日から下痢が続き、ご自分でもこれはストレスから来ると気がついたそうです。そこである方に相談したところ、「このホームページにあるように、アキハバラの茂木さんなんだから、かえっておいでよ」その言葉に、オーディオ輸入会社のご支援もあり開業に至った次第です。

お店のキャッチコピーは「秋葉原を愛し、オーディオを愛し、お客様とともに歩んできた43年。その経験を活かし、より洗練された音を求めてアドバイザリーショップを開店いたします。厳選された品揃えと、親身になってお手伝いする音のプランニングをモットーに、オーディオを探求してまいります。(08/02/10)

開店から早4ヶ月、先日訪問してみました。お店は順調に行っているようです。3ヶ月もすると一時の喧騒が静まってしまうのですが、長年培った実力と営業方針の賜物で、徐々にお客さんが増えているようでした。最近のお店の傾向としては、中古品の委託販売が増えているようです。中古品といってものどから手が出るというような古ーい表現をしてしまいますが、マッキントッシュのような高額なものが陳列されていました。昔から憧れのマッキントッシュ、スイッチを入れると前面が青く文字が浮かび上がる、何十年も変わらないデザインです。「いつかはクラウン」「いつかはマッキントッシュ」この2つは、なるべく早く実現したいです。とは言っても目処は立っておりませんが。

09/09/15本日久しぶりに訪問しました。以前あった裏通りからほんの近くの表通りに移りました。前のお店のおよそ3倍以上、品揃えも格段と良くなりました。今度は広くなっただけ音の広がりもあり、様々な商品の試聴が出来るようになりました。是非お越しくください。最近はオーディオの試聴試聴が出来るところが少なくなって来ました。大変貴重です。なおかつ様々な真空管アンプや真空管のCDプレーヤーなど、それこそ至高の空間が誕生しました。外を通る人たちも思わず覗いて通るようです。

「茂手木さん、ご栄転おめでとうございます」思わずそのような言葉を掛けてお店に入って行きました。やはり実力のある人は、必ず立ち直れるし報われうるものだと実感しました。めでたしめでたしの一日でした。

042-365-9781