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伊藤先生と呼ぶのは何故か?

私が市役所の福祉課でケースワーカーをしていた時、3ヶ月に1度ぐらいの間隔で見えられる児童福祉師を、皆こう呼んでいたからです。

母子家庭や、非行少年担当です。市の担当課やその多くの家庭が生活保護受給者だったので、当時は私の課に席がありました。

先生とのお付き合いが始まったのは、府中市役所でケースワーカーをしていた時から始まるので、かれこれ20年にもなります。福祉事務所に配属されて1年ちょっと経った頃、新しい児童福祉師が赴任してきました。隣接市に児童相談所があり、そこから3市を1人の児童福祉師が担当して定期的に巡回されています。3ヶ月ぐらいは「新しい児童福祉師が来られたんだ」と言う感じで観察していました。

前任者は温厚そうな方でしたが、仕事は駄目でした。前年に非行常習の小学生が、ゲームソフト欲しさ注意がに中学生を指した事件がありました。大変問題ある家庭のその子供なので十分な注意が必要でしたが、そのことに関しては彼は努力不足でした。ただこの分野では様々な面で不備があります。児童福祉師個人に責任が負わされることや、法の不備、他の司法関係例えば警察などの連携も足りないなど、問題は山積しています。

また教育制度にも大いに問題ありと考えます。福祉大学などの実習生が来ることがあります。彼らは福祉に興味を抱き、弱者を救いたいという情熱を持って学んでいます。が現場を見てその現状が、教科書とは全くかけ離れたところにあることに、相当なショックを受けるのです。

先生が退職後に福祉の専門学校講師をしていた時の話です。そこの教師は一般向けの書籍も出しているそうです。タイトルは「荒れる子供には、その輪の中に体当たりで飛び込んで理解してやらなければ、非行を止められない」と言うような趣旨です。ところがこの教師、生徒が挨拶してもそれに答えることもしないし出来ない。言わんや生徒の輪の中に飛び込むことなど、夢見たいな話だったそうです。教育現場がこのような有様で、机に向かって作文しているのが教育者では、生徒がどのようになるかは目に見えるようです。鍼灸の世界もこのように変質していかないようにねがいますが。

この先生都庁一の嫌われ者だったそうです。エッ!ご本人が仰るので本当でしょう。最近出版された本を読めばよく分かります。それは何故か?その理由は、公務員として正しいことを普通に情熱をもって貫いたからです。本当のことを言うと人間関係が悪くなるのと同じで、正しい公務員を貫こうとすると、様々な軋轢が生じるの例えです。本を読めばどのくらいの方か分かります。子供を組み事務所から取り返すために戦ったので、最後のほうでは警察官がボディーガードをしてくれたそうです。この本にはそのほか色々なエピソードが載っていますが、まだまだ軽いほうのお話です。それでも心臓の悪い方は読み通すことが出来ないかも知れません。もっと売れれば次の重いエピソードが待っているそうです。

でもこのような方とは知らなかったのです。席が隣の課に変わったので、時々伺うと周りの職員の顔が引きつっているのです。何かなとおもっていたのですが、よく問題を起すので周りの職員はびくびくしていたのです。何しろ市に問題があると市長室に怒鳴り込んだこともあったそうです。

さてこんな人とどのように仲良くなったかと言うと、最初はからかいの気分からでした。私は気持ちは小さいのです、身体もですが、からかう気持ちは大きいのです。2ヶ月ほど観察していて頃合はよしと、次のような言葉から始まりました。

最初に交わした言葉は「あ!上級官庁のひとだ」と私が発した一言です。ご本人は「変な奴がいるな」と思い、少々むかついたそうです。

役人は特に市役所の職員は、何か法律で問題があるときに都や国に相談や質問をします。そのとき都や国は上級官庁になるのです。じゃあ市役所は下級官庁で職員は下役人になるわけです。卑屈な言葉、ヒエラルキーでしょう。

伊藤先生とその後どのようにして仲良くなっていったのかは覚えていないのですが、おそらく私が夜鍼灸専門学校に通っているということをお話ししたときからではないかと思います。其の時に先生が「それは面白い」と言っていた答えたときから、交流が始まったような気がします。学校に通っていることを知っていたのは、ほかにはほんの数名でした。

この先生が出版いたしました。題名は「公僕の大冒険」です。2年前に完全な自費出版をされました。それが大手出版社の目に留まり、今秋2008年に出版予定です。色々出版世界のことを聞きますが、大手の出版社がそれも完全な自費出版で、販売ルートにも乗っていない本が出版されるのは、私の感覚では空前絶後驚天動地、ちょっと大げさかな、の感覚です。それだけ内容がすばらしいのです。出版社は10年間販売するとの意気込みのようです。もっともいまひとつの声をかけてきた出版社は、「必ずベストセラーにします」と言っていたそうです。

私はこの本は伊藤先生の(昔から仕事の関係でこう呼んでいます)人生そのもので、読んで面白いしきっと話題にもなるはずと思います。しかし本書より穏やかな内容になる予定だそうですが、平穏無事ノホホンと暮らしていた人間には、相当毒がまわることと思います。前を向いて歩いて来られた方たちには、必ず元気をもらえることと思います。(ウッフッフ)

出版社 文芸社 「公僕の大冒険」 伊藤正博 著 1470円

キャッチコピー 準公僕【共済組合年金受給者】が放つ強烈なパンチ。時代が求める告発エッセイ!

「組織の厄介者」「取扱困難者」と言われながらも、児童福祉、社会福祉に身命を賭した男の真情の吐露。「公務員は公僕、公僕は武士、ただし知事にではなく、都民のために命を賭けろ。時間外でも働け」と自らに命じて現場を歩き続け、恵まれない境遇にある児童たちと接してきた男の潔いまでの信念。組織の「圧力」に屈しない公務員のあるべき姿を提示する。著者は退職後も自らを準公僕と規定し、本書出版を契機に再びボランティア活動等に取り組む。

著者プロフィール

1938年(昭和13年)2月6日、東京都生まれ。

中央大学法律学科(夜間部)、放送大学教養学部(発達と教育)卒。

中学卒業後工場に就職。

20歳時、都立学校事務職員。

23歳時、児童相談所の一時保護所。

29~35歳本庁勤務。

35歳から59歳まで児童福祉司。

人生の大半を児童相談所で働く。

退職後は福祉専門学校及び大学で福祉を教える。

社会福祉士(第1回試験夫婦合格)

スポーツを愛好し、卓球を中卒後今日まで継続してきたが、現在は妻のみが相手。

042-365-9781