手のひら先生スタイル高麗手指鍼について
説明を始める前に、これでまた新たに1つ、心臓の調整方法が完成しました。症例14でこのことを紹介しています。
鍼灸には黄帝内経素問霊枢経十八巻と言うバイブルが、紀元前256年頃に書かれました。
ここにはこのような記載があります。人間には12の気の流れがありますが、それぞれに内臓と関連付けられた名前が付けられています。
本には黄帝と言う帝と岐伯と言う主治医の問答形式で、東洋医学全般が語られる形式になっています。
それぞれの内臓の関係を国の統治に例えて語られます。
心臓は君主に例えられて、もし君主が斃れたら国そのものが滅びるのだから、君主は絶対病気になることが無いとされるのです。
心臓と関連する気の流れを心経と呼びますが、そのような理由で心経を調整してはいけないと、古代の治療家は説明して後世に伝えたのです。
それは後で説明するように、神経の氣のバランスを整えると重篤な心臓疾患をもたらすことを、十分に理解していたからなのです。
今の時代それはおかしいと考える方がほとんどでしょうが、それがその時代は正しい教えであったことは以上の理由があったからなのです。
そのことは以下のところで説明していますのでお読みください。
二千年前から鍼灸では心経について未だこの教えを守っていて、心臓が不調な時はそれ以外の経絡を調整する方法が取られています。
私はこのことを読み解いたことと、今までにない心臓に効果的な新しいツボを発見しました。
そのことで心臓のバランスを直接取ることが出来るようになりました。
最近気がついたのですが、西洋医学ではアブレーション手術を行いますが、あれは問題箇所を焼灼してバランスを取る手術です。
つまり引き算の医療ですが、鍼はバランスをとる弱っているところは補い強くなっているところは抑制する、足し算と引き算をする医療になります。
手のひら先生スタイルの不整脈治療は、理論と技術ともに完成しています。かつ自身の不整脈も治したので完成度は最高レベルに有ると考えています。
手のひら先生スタイルの不整脈治療完成度 S
不整脈」の原因
不整脈はなぜ起こるのか?じつは正常な人でも、日に何回かは脈が乱れると言われています。
違和感程度から苦しさを覚えるような不整脈が、なぜ起こるのか原因は様々考えられています。
高血圧 腎臓疾患 ストレス 肺疾患 などです。
しかしこれらが治癒しても一旦乱れた脈は、簡単には元に戻りません。
現在軽い不整脈は処方がありません。薬はありますが、服用すると重篤な心疾患になる危険性があるからです。
しかし放置してやがて重篤な心臓疾患になる前に、治るなら不整脈は改善されたほうが良いのです。
心臓の筋肉に収縮と弛緩を命令する信号が、洞結節から送られています。
更に洞結節のあとに房室結節からも信号が送られ、心臓全体が統一して機能することになります。
この信号の乱れが不整脈を起こす大きな原因になっています。
アブレーション手術は心筋の異常な部分を焼くことで、全体が滑らかな動きをさせるようです。
とするとこの手術は命令系統を修正するよりも、心筋の調整をすることなのでしょう。
この洞結節をコントロールしているのが、交感神経・副交感神経の上位神経になります。
興奮したり運動をしたりすると交感神経が興奮し、洞結節が反応し心拍数が上昇するのは、このようなメカニズムがあるからです。
さらに上位神経は脳になります。
なぜ西洋医学の不整脈治療では治せないのか
不整脈治療の薬は有るのですがそれを長く服用していると、重篤な心臓疾患になるので極力処方しないと、成書に記載されています。
確かに心臓病の患者さんを権威の有る心臓専門病院を紹介したら、その薬はいりませんと言われた患者さんがいました。
近医に不整脈の相談をしたら処方されて、不整脈は治まっていた薬でした。
薬で治せないので20年前にアメリカから、入ってきたのがアブレーション手術でした。
ひどい不整脈の治療は、アブレーションと呼ばれ、心臓のリズムを壊している箇所を特定し、カテーテルを挿入した後に、レーザーで焼却することになります。
3回を限度として行うようですが、1年後の治癒率は60%と統計が出ているようです。
そこで治癒しない場合は、2ど3度の手術になり4回以上は治療ができないとなるようです。
この治療法は引き算の治療法なので、行き詰まってしまうとそれ以上はマイナスになってしまいます。
東洋医学(漢方薬 鍼灸治療)では何故心臓を治せなかったのか
東洋医学では二千年以上前から、心臓に関する経絡を調整してはいけないという、絶対的な戒めがありました。
素問霊枢経の霊蘭秘典論 第8には、王様と主治医の問答があり「内臓間の関係を王様と臣下の関係に例えて、答える場面があります」
内臓の中で心臓の位置は王様であり、国のすべてが王様である心臓にかかっている。
そのような流れでもし王様が病気になったり亡くなれば、国は滅ぶことになると説くのです。
したがって王様は病気にならないという論理が出てくるのです。
絶対不滅なのでその治療を行ってはいけない、心臓の氣を調整してはならないと、二千年間戒められていました。
もし治療するならば臣下である臓器を治すことで、王様を治療せよと現在まで言われ続けて来ました。
その謎は解明されてきませんでした。
それを私がついに解明しました。
手のひら先生スタイルの鍼治療はなぜ不整脈が治るのか
二千年前の東洋医学の偉人たちは、人間が進化してきた動物であるなんて、想像もしていなかったことでしょう。
東京芸術大学三木成夫教授のご著書「生命形態学序説」を読んで、人間の進化と密接であると知ることが出来たのです。
進化論を読めば我々は4億年前は魚の時代でした。
次に鳥の時代になり、そして哺乳類人間へと進化してきたのです。
最初は魚の時代でした。
それが鳥の時代に変わる時、心臓は2サイクルから4サイクルの臓器となりました。
それはエンジンの仕組みを見てみるとお分かりになることと思います。
魚の心臓は戻ってきた血液を取り込み、そして身体へと送り出す単純な構造なのです。
それは泳ぎながら口から吸い込んだ水を、鰓に通すことでガス交換が出来たのです。
血液循環を行なう臓器と呼吸を行なう臓器と、2つの臓器は役割が別れていたのです。
鳥になってエラが肺になった時に、心臓は4つの部屋を持つようになったのです。
帰ってきた血液は右心房に戻り、右心室に送られそこから肺に送り出されます。
酸素を補給した血液は左心房に戻ります。そこから左心室へ送られ全身へと送り出されるのです。
心臓は血液を出し入れする単純な装置ではなく、肺というガス交換を行なう臓器を養うための血液を送る役目も持たされたのでした
そこで部屋が4つに別れそれぞれの働きが別れて、なおかつ一つの臓器として統一された動きをしなければならなくなったのでした。
考えると心臓というのは一つの臓器として存在するのですが、実は2つの臓器が集まっていると見たほうが良いのです。
仮説ですが、心包経と言う存在しない想像上の臓器を中国人は捏造したと、長い間批判されてきました。
私は進化した心臓と肺との新しい関係役割を理解しようとした治療家が、当時の知識では分析不能理論構築を出来なかった状況の中で、たどり着いた結論から導き出した経絡と臓器なのではと考えています。
心臓の心経という気の流れは魚の時に出来た経絡で、2つの部屋を統括するだけのものと考えた方が良いのです。
魚の心臓位置と形
したがってこれを調整すると4サイクルになっている心臓は、統率ができなくなって故障してしまうのです。
例えば左心室の押し出す力が強くなっていて、他の右心房右心室左心房が弱っている状態だとします。
人間の心臓
そこで心経を強くまたは弱く(心臓の気の流れの心経の気を調節する)補瀉のどちらかを、心臓全体に施すとどうなるでしょう。
補を取ると左心室はより強くなり他の3室は正常になっても、結局バランスが崩れた状態です。
最悪の場合は左心室が破綻する可能性が起こります。
このことを二千年前に古代中国の偉大な治療家は、根本的な原理は不明でも体験的に理解して、後世の戒めとして心経の使用を禁止したのでしょう。
いわば1個の臓器ではなく4個の臓器が、複雑に組み合わさって1個の心臓になったと考えれば良いのです。
4つが1つに組み合わされ複雑な動きをする臓器を、1個の臓器としてみて1つの経絡で調整することは難しいのです。
手のひら先生スタイルの考え方は、経絡ではなく心臓のツボ4点のツボを見つけることからはじめました。
ところが我々が今見ているツボは、魚の時代のツボなのです。
鳥や人間になってからのツボは、その陰に隠れてしまっているのです。、
治療は4つの部屋の状態が異常興奮しているのか、それとも力をなくしているのかを診断します。
発明と言ってはおこがましいのですが、MGOTと名付けた器具で簡単に診断できます。
と言っても場所は従来のツボではありません。
そのツボの補瀉をいたします。(東洋医学で言う、ツボの状態を調整する技術)
さらに洞房結節と洞結節のツボも、補瀉をいたします。
更にこの神経に影響する上位神経の交感神経・副交感神経の調整をします。
心臓の動きに大きく関係するからです。
更に必要があればさらに上位にある脳神経も調整します。
心臓を最終的に影響を与えているのは、脳神経だからです。
これは特に現代社会では大きなストレスが脳を襲い、ダメージを与えているからです。
最後に心経以外の関連する臓器の経絡を補瀉することで、私の治療法は完成いたします。
最も最近の治療例です。5回で治療は終了しましたが、結果打ち出された心電図は、教科書に描かれているよような波形でした。私も患者さんも興奮していましたね。
調整すべき経絡を見つけ出す器具です。勿論心経を調整することはありません。
発見した心臓の4箇所のツボその力価と呼んでいますが、力関係を計測する器具です。
基本は手指鍼を使っった鍼治療ですが、最近はレーザーによる治療でも効果を出しています。
ユーチューブに動画を上げましたので覧ください。
「手のひら先生高麗手指鍼不整脈治療」
治療費
初診料 | 3,000円 |
---|---|
個人専用鍼代 | 2,100円(治療10回毎にお支払いただきます) |
治療費 | 7,000円 |
心電図費用 | 個人専用粘着パッド代含め 毎回1000円 |
「不整脈」の治療・実績
50歳代(a)男性 身長180センチを超える偉丈夫。
調理の仕事をしている途中、急に心臓がおかしくなり救急車で運ばれた。
心房細動による不整脈と診断された。
上記の図を説明する。脈拍を言葉にすると、まず最初に大きく力強い脈がドコ、次もドコ、次もドコとくる。
脈はその山が微妙に形を変え、凸凹したように指頭には感じられた。
やや間があいて小さな山が3つ、ドコドコドコ。さらに続くと思えばなかなかこない。
エッと思っているとドコ、間があってドコ。やがて元に戻ったような山が来た。
今までで一番の不整脈である。こんな脈だったので、本人は相当こたえたようである。
苦しくなることもあり、どうにかならないのかと相談すると、電気ショックしかないと言われたそうである。
なおさら苦しくなるのでそれは断った。当人にとって察するに、この鼓動を夜中に一人で聞くときはさぞ恐ろしかったことと思う。
結局9ヶ月週3回の治療で、ほぼ本人も納得する状態に戻った。治療中はいつもいびきをかいて寝ていた。
また心臓のつぼにあたるところ、いくら浅くさしても深く入っていった。
いわゆる体が鍼をほしがる状態が、この手指鍼にも現れていた。
治療後半まで続いていた不安定な血圧は、朝130-90、昼150-100、夜140-90も平均して130-80台と安定した。
その後は順調に仕事についている。代表的な症例として取り上げたわけであるが、他の疾患治療途中に不整脈が消えていった例は多くあります。手指鍼のひとつの特長でもあります。
50歳代(B) 男性
不整脈、口唇ヘルペス、高脂血症、飛蚊症の症状で来院されました。 02/04/18 口の周りにヘルペスが出て痛いと治療に来られました。しかし心臓に疾患があり、常にニトロ薬剤を携帯しているとのことです。手のひらが病的に真っ白で、血液の流れが悪いことを表しています。 02/10/18 第25回目。この間週1回のペースで治療をいたしました。ヘルペスは出たり引っ込んだりして、そのうち消えていきました。 更に今回健康診断を受けたが、不整脈は指摘されなかったそうです。ここ3年ほどは毎回検査に引っかかっていたそうですが。脈診では やや左半身にその傾向が残っていますが、全体としては不整脈は消えました。手のひらはまだ斑文様ですが、全体にピンク色を呈し、艶が出てきて体調の良さを表しています。
60歳代(C) の不整脈
頚椎症で来られた患者さんですが、心房細動が激しくこの治療も併せて行うことといたしました。03/01/31 絶え間なく細かくせわしない脈が来ます。脈を取る指にはいやな感じを「気」として感じる、そのような心拍です。患者さんもおっしゃっていますが、頚椎症の治療薬の副作用で心臓がおかしくなっていたところに、入院を勧められ心臓薬を飲んだのが、更に悪化したのではないか。成書には不整脈は悪化する恐れがあるので、治療薬は極力出さないと言うことが書いてありますが、まさにそのとおりになったようです。血行障害を表す数値も、300と高めです。術後は140に下がりました。 03/02/07 第4回目。上記の数値、トロンボキサンは、一桁になり正常値となりました。 03/03/07 第14回目。現在は胸騒ぎがするような脈はなくなっています。しかし不規則な脈は続いています。しかし小さく細く沈んでいた脈は、だんだんと太く浮いてまとまったものになってきています。
30歳代 男性
特に思い当たる原因がなく、心房細動による不整脈を発症しています。あまり自覚症状もなく、これによる苦しいことはありません。 03/09/06 初診 不整脈があるからといって、心臓の経絡が異常になっているという診断は出ません。消化器系統に関する経絡の異常を整える処方をなりました。術後は細かい脈は消えました。 03/09/13 前回の治療後下痢があったそうです。これも治療の効果でしょう。最初あった脈の休止がほとんど無くなりました。脈は整いつつあります。 03/09/20 しっかりとした大きな脈になって来ています。1分間のうち脈が大きく崩れるのは3箇所です。 03/10/11 第5回目。心電図をとったところ、心房細動は治まりつつあり小さくなっているとのことです。 03/10/13 明らかな脈の休止は目立たなくなりました。 03/10/25 脈の休止はなくなりました。ただし、脈の山はまだ不揃いです。 03/11/01 仕事が忙しかったそうですが、其の割には脈は順調です。同じ山、同じリズムを刻むように推移してきています。03/12/13第13回目。 アプライドキネシオロジーテストで、体内のウィルスを調べました。それぞれ術後です。アデノウィルス、60ng、HSVーⅠタイプは20ng。Ⅱのタイプは20ngでした。脈が整うにはもう少し山が均一にならなければなりません。
症例 5 男性 30歳代
2年ほど前から原因不明の不整脈が出ています。夜間に掛けて起こり、苦しいことがたびたびです。04/07/07 初診 消化器系の何らかの障害で不整脈が起こったのだと診断いたしました。 04/07/20 第4回目。夕方に出る不整脈のうち、大きい波は出なくなりました。 04/07/26 不整脈があるも、それと感じなくなり楽になりました。 04/07/30 アプライドキネシオロジーテストで計測いたしました。ヘルペスⅠ型は術後150ngでした。クラミジアトラコーマチスは400ngと高い値を示しています。 04/08/04 ヘルペスⅠ型は70ngに、クラミジアは200ngに下がっています。ちなみに心筋梗塞などの危険性を計測する、カルディアックトロポニンを計測しましたが、この心配はありませんでした。 04/08/09 ヘルペスⅠ型は30ngに、クラミジアトラコーマチスは70ngに、本日はじめてクラミジアニューモニアを計りこれは70ngでした。 04/08/13 ヘルペスは10ngに、クラミジアトラコーマチスは35ngにニューモニアは30ngに下がりました。もう不整脈は気になっていません。 04/08/18 ヘルペスは1ng クラミジアトラコーマチス 20ng クラミジアニューモニア 10ng サイトメガロウィルス 25ng に下がりました。不整脈は夜にすこし出たかどうかぐらいになりました。
症例 6 60歳代
10年ほど前に喘息、7年前に心筋梗塞を経験しています。治療の最初は体調不良ということで始めました。しかし近くの医院で不整脈の薬が処方されていたので、これは危険であるからと説得し、専門家の診察を受けるように説得しました。最初の5回の治療はこの説得期間でした。専門家の意見を聞いてやっと安心され、服薬を止めたところ60回に1、2回脈が止まります。しかしこれは問題ないものです。鍼治療で回復するものと見ます 04/06/24 初診 04/08/06 クラミジアトラコーマチス(Ch.Tr)術前130ngが術後は70ngに下がりました。クラミジアニューモニア(Ch.Pne.)術前140ngが術後は80ngに下がりました。 04/08/13Ch.Tr は30ng Ch.Pne は40g に下がりました。また水銀は20ngありました。 04/08/20 Ch.Tr は10g Ch Pne は20ng カルデアックトロポニンは(心筋梗塞の危険性を表す)、術前70ngが術後50ngに下がりました。
症例 7 KS の不整脈
5年前より自覚症状が出始めました。 07/10/24 初診 免疫度をヘルペスで調べると、術前800ngが術後390ngになりました。水銀値が50mgと高い値でした。サプリメントとしては、EPaとパセリが有効でした。術後は胸苦しさが取れてきたそうです。 07/11/02 ヘルペスは術後160ngでした。ドロップを併用です。
症例 8 KH の不整脈
2から3年前に心房細動がおこりました。 07/12/18 初診 心臓の状態を、カルディアック・トロポニンを使って筋肉反射テストで計測しました。術後70 ngでした。 08/01/15 胸苦しさは前回の治療後に取れて来ました。トロポニンは術後28ngです。 08/01/30 トロポニンは術後5ngでした。 08/02/06 トロポニンは0でした。 08/02/19 第6回目 08/02/26 ドロップを併用しました。術後のトロポニンは1ngでした。30拍中に脈が止まることはなく、また3.4箇所で異なるみゃくの形がありました。脳反射テストで聞くと、治療はあと5回ほど必要とのことでした。 08/03/04 ドロップ併用です。 08/03/15 右肺の吸気がスムーズでないので、胸郭がしなやかになり広がるように、ドロップを併用しました。脈はリズム良いものの、30回に1回ほど細かい脈があらわれるだけです。 08/04/08 第11回目 仕事柄深夜の仕事明けで寝つきが悪いと、心臓の方も気になります。脈が細く断続します。 08/04/15 ドロップを行いました。08/05/07 脈を診るともうほとんど途切れることはありません。1分間に1回程度やや途切れるかなと思える程度の脈があるだけです。ご自身も体調に問題はないそうです。ただコーヒーを飲むとカフェインの影響で、不整脈が現れるそうです。 脳反射テストの結果が証明されたようです。 08/05/15 脈はつながりました。まったく途切れることがありません。ただ時々脈の形が不ぞろいではあります。術後に脳反射テストを使い、完治までの治療回数を数えると、あと2回とでました。オーリングテストで、カルディアック試料を使うと、まったく反応なくすでに心臓は問題ないと判定できます。 08/05/26 本日はHP1と言う、脳血流を大幅に改善が期待できるポイントに刺鍼いたしました。脈に滞りは見えず、自覚症状もまったく最近は無いので、本日で治療終了、完治とします。
症例 9 HY
以前頚椎症を完治された方です。今回は不整脈と前立腺肥大の治療に来られました。 09/07/21 初診 耳鍼併用です。術後のトロンボキサン値は600ngでした。 09/07/24なんとなく排尿がよくなった感じがします。術後のトロンボキサン値は180ngでした。 09/07/28不整脈は3分の1程度になりました。術後のトロンボキサン値は70ngでした。
症例10 AY
今年1月ごろに胸に違和感を覚え、診察を受けたところ不整脈の診断を受けました。降圧剤、血液凝固を予防する薬、心臓と血圧に関する薬の服用をしています。 10/06/16 初診脈をとると、確かに不整脈が感じられます。規則正しいというより、あるグループごと同じような不整脈が、幾組か感じられるそのような不整脈です。高血圧もあるので、交感神経抑制をして原因となっているストレスを取り除く治療を行いました。これはニードルキーパー2個をしようしました。術後の血圧 128-95(80)でした。 10/06/23術前の脈状は脈の大きさはほぼ同じであるが、リズムが様々に変化し、一拍開くところもあります。術後は脈が大きくゆったりとしてきます。止まることは無くなり、脈の形もそろいつつあることが窺われるようになりました。術後血圧 130-87(83)本日は蒸し暑いので、やや脈は早いかもしれません。 10/06/29胸の痛みや違和感は無くなっているそうです。脈は他の症例と同じように変化しています。すなわち、脈の形は不揃いでリズムも悪いものの、全体として整いつつあることが窺われます。11月のトライアスロン出場には、10月に登録し且つ身体検査があるそうです。それまでに間に合わせなくてはなりません。10/07/06仕事が一段落、お酒を飲まざるをえない機会が無くなりました。良い効果が出ているのかもしれません。術後の血圧が下がりました。最高血圧119、最低血圧86、脈拍60でした。これは起きぬけの脈拍と同じだそうです。脈を見ると、同じ形のものが5から7、その後3個ぐらいが連なり、また4個連なると言った感じになって来ました。脈の形山の高さがバラバラだったのが、同じ山の形になり後は連続してくればと言うようなところまで来ました。10/07/13脈を診ると以前とは飛躍的に連続するようになりました。12から13回ほどつながり、次は3回ほど、そして12回から13回ほど繋がるようになってきました。脈の山は12から13回はほぼ同じものです。次にくる3回は前の脈より山は小さくなっています。このような変化は今まで完治した患者さんと、ほぼ同じような過程をたどっています。10/07/20術前の脈は山の形がまだ不揃いなものの、連続するようになりました。術後は治療で脈が力強くなっただけ、少々脈が乱れるました。しかしこの繰り返しで不整脈は改善過程をたどるのが常です。10/07/28脈はほとんど停滞なく繋がってきました。各脈の大きさが揃えば、鍼による不整脈治療は完治となります。トライアスロンに出る前に心電図に以上が出なければ出場可能です。10/08/06脈を表現すると、術前の脈は胸騒ぎがするような落ち着かない脈が続きます。術後はそれが落ち着来ました。大きな脈が6拍ぐらい続き、そのあとはやや小さな山の脈が続きます。結滞はもうありません。術後に血圧を測ると、最低血圧が高めです。私の理論ではまだお腹の中、腸の動き等が改善していないのでしょう。10/08/16先日は100キロほど自転車ロードを行ってきたそうです。術前の脈は天候もあり、やや早く小さい感じがします。途切れることはありませんが、リズムは乱れます。術後は落ち着いた脈になり、40回ほどはほぼ同じ波が続き、その後の20回ほどはやや小さく乱れたリズムになります。厳しく評価して正常な脈の70パーセントまでの回復でしょうか。血圧を計測すると、123-89(56)とかなり改善していました。10/08/27術後の血圧122-96(46)でした。脈は他の方のような回復を見ていると思います。10/09/03最近の気功の影響か、術後の血圧131-97(91)とやや高めでした。また脈も気温に比べ、細く沈んだと言うような表現の脈でした。疲れが出ていると思います。脈はまだ整っていません。正常な脈が20ほど続いた後に、山の異なる脈が少し続くと言った状態です。
症例 11 KA
5~6年前に検査をして不整脈の診断をされた。期外収縮が起き、動悸と運動時に息切れが起きます。頻脈と言えるほどの速脈です。脈が飛ぶようなことはなく、緊張していることがわかります。 13/02/23 初診四つの部屋では左心室を瀉するようになっており、ここが過剰な負担がかかっていることがわかります。13/03/02治療後には少し脈拍が落ち着きます。不整脈の原因を、医師も日頃仕事の緊張から来るものと推定しているようです。13/03/09あまり速脈が改善しないので、バイ・デジタル・オーリングテストで免疫度を計測しました。0と言えるほど免疫はありません。がん患者のようです。本日から副交感神経を活性、交感神経を抑制することをより強力にし、免疫を上げるためにISSという独自に開発した、刺鍼方法を採ることにしました。治療後は少し脈が落ち着きました。13/03/30 第6回目免疫もやっと上昇をはじめ、ほんの少しオープンになりました。それとともに脈の緊張も取れ始め、脈も落ち着きました。
症例12 KH
自身の不整脈治療例です。2013年の夏リハビリを兼ねてロードバイクに乗ったら、不整脈がどんどん出てきました。25年来体に無理をさせて始まった不整脈ですが、脳溢血発生後は治まっていました。しかし無理をかけていた心臓は正常なものではないので、心電図では左室肥大の波形が出ていたのです。それが強く出てきました。おまけに変なギザギザしたところや、大きく波を打つようにもなってしまいました。これではいけないと独自に開発したツボとその調整を行った結果、1か月後の心電図は驚くほどの変化を見せました。
この図がひどい状態の時の心電図でした。
これが本格的な治療前の心電図でした。
これが1か月後の心電図です。
2017年以降の治療
最初に私の状況から説明いたします。
17/05/16 連休前にウオーキングをしたり、患者さんに気を入れたり、筋トレを入れたりしたら不整脈がぶり返しました。これはいけないと従来の方法を試しましたが、一向に治まりません。その後連休に入り部屋でストレッチを行ったり、ストレッチポールに乗ったりしたら、めまいはするは痺れが来て腕が上がりにくくなったりしてしましました。脳梗塞でも起こしたのかと思わず思えるくらいでした。2日ほどするとそれは治まったのですが、不整脈は何故か収束しません。4つの部屋のパワーバランス(私だけがそう呼んでいるのですが)調整のほか、洞結節房室結節の調整をしたはずでした。
しかし今回は即効的に効果を感じられませんでした。そこでこの2つを厳密に限定する方法がなかったので、とりあえず心臓解剖図を参考にし、独自の手法でこの洞結節 房室結節を手のひらに探ることにしました。これが5月14日で15日にはもう効果が現れました。15日はディメンションを考えながら不整脈治療を行ったので、更に効果的であったのでしょう。
17/05/18 洞結節 洞房結節の調整を入れてから、心臓の動きも落ち着いてきました。これらと関係があるのがその上位に位置する、自律神経も勿論調整はいたしました。実は二千年前から鍼治療では神経を調節ツボはありませんでしたし、そもそも心臓の経絡を調整することは固く禁止されていました。私は経絡は理論的に調整するものではないと説明できましたので心臓のツボを見つけ、そこを直接治療する方法を考え出しました。しかし一旦壊れた心臓は時々調整してやらなければならない。今回はしみじみ反省しています。自律神経の上位の神経である脳幹も調整は必要なことと考え、そこも調整をすることといたしました。
17/05/21 以前は簡単にと言っても1ヶ月は毎日治療しましたが、不整脈は完全に治まっていました。今回は中々治まりません。しっかりと途中で脈が一拍は止まります。まず基本的な心臓に対する考え方、進化論を加味して打ち立てたディメンション理論の、Ⅰ Ⅱ Ⅲを駆使しても治まりません。洞結節 房室結節の興奮も抑制 その上位ニューロンの交感神経を抑制しても、まだ不整脈は止まりません。
そこで一旦距離を置いて考えました。ディメンションⅢが人間に対応するので、この心臓のツボの陰陽の調整を行うことにしました。一度目に反応があり確信しました。それは陽側の1箇所のツボの鍼を抜いた時に、真っ黒な血がほんの1滴出たのです。陽側に強い血流障害があったと思いました。
05/20 は2回治療しましたが、寝る前までは少々心配でした。そこで自分の脳に聞くと言う診断を行うと、結果は明日05/22と出ました。がしかし本日ほぼ不整脈はなくなっていました。厳密に脉診をすればかすかに怪しそうなところはあるものの、明確に脈が止まることはありません。もっと楽なのは、胃の周辺の違和感と胸騒ぎが雲散霧消、綺麗さっぱりしてしまったことです。イヤー 陰陽論恐るべしです。
05/22 予測通りに本日のわが心臓は、規則正しく動いておりザワザワする胸騒ぎもありません。実は昨日は寝る前に鍼をしようと思っていたのですが、井上尚弥選手のタイトルマッチを見て興奮していた後、知らないうちに寝てしまったので行なえませんでした。
本日2017年7月3日午前10時30分に取った私自身の心電図になります。収縮後の弛緩のときに左室肥大で心筋が弱いので、下に落ち込むところがあります。回復するところでまた少し下がっています。しかしここ2、3年の中では綺麗な図を描いています。心房細動の兆候を表す小刻みな振動も見られません。朝なので起き抜けの心拍数68前後より10以上早いですが、これは心配ないということです。
以上の理論 実績を踏まえると、手のひら先生スタイル高麗手指鍼の「不整脈治療 期外収縮治療」は、完成したと言えます。次に紹介する症例13では、驚くほどの回復を見せたことでも証明したといえます。
50歳代 男性
期外収縮ということで、医師からは心配の要らないと言われています。期外収縮を調べると治療はされません。治療をするほどでない、緊急を要するほどでないので、薬を処方すると重篤な心疾患になる可能性があります。手術をしたとしても効果は無いでしょう。アブレーションはする必要性はない、そのような判断だと思われます。
しかし期外収縮は患者さんにとっても、気になるし時々期外収縮のところで心臓にいつも違和感を感じることになります。心電図を見れば異常な波形が現れていて、明らかに心臓に負担がかかっているのが分かります。期外収縮とはすなわち現状では西洋医学的には処方がない症状なのです。
17/06/07 初診 心臓の4部屋のパワーバランスを計測し、第1回目の治療を行いました。第1回目の治療のこともあり、簡易ではありますが救急隊も使用している、オムロンの心電図系は使いませんでした。患者さんとの意思疎通が出来た次回より、計測することとします。がこれはあくまで簡易なので、最終的には病院で医師の元診察することをおすすめしています。
17/06/10 第2回目 簡易の携帯心電計で計測しました。(救急隊員が使用しているものです)心房細動などの波形はないものの、期外収縮を起こし大きく乱れるところが見て取れます。
17/06/17 今回は心臓の動きをコントロールしている中枢、洞結節と房室結節これを含めた調整を行いました。前回はひと目で異常な心電図と分かる波形でしたが、今回はかなりまとまった波形になりました。期外収縮はまだ見られますが、それでも必死に心臓が正常に戻そうという、そのようにもがいている姿が見て取れます。
17/06/24第4回目の治療です。今回は途中に大きな乱れがあります。
17/07/01本日は第5回目の治療です。本日の心電図をご覧になればお分かりのように、正常の波形になりました。ほぼ教科書に載っている波形と同じです。治療は本日で終了になります。私も驚くほどの速さで、不整脈が正常になったのには正直驚きました。病院では原因不明とのことでしたが、ストレスやウィルスの影響かとか考えられていたようですが、何はともあれ5回の治療で完治になりました。あとはなんとなく異常を感じたときなどには、早めに治療に来られたら良いのかと思います。
50歳代 男性
不整脈での受診です。期外収縮と1度房室ブロックとのことです。
17/12/08初診 脈が5回に1回ほど飛びます。極端な免役の低下もなく、ストレスもないとのことなので原因は不明です。
17/12/11簡易心電図は必要ない、病院で攝るとのことなのでいたしません。
17/12/15右房室 右心室の過度な興奮を抑える治療です。
17/12/22第5回目の治療。レーザーによる刺激で脈が変化し、今回は20拍まで繋がるようになりました。
18/01/15第8回目の治療。交感神経の調整を行いました。
18/01/29第9回目の治療。脈はかなり繋がるように成ってきました。20拍は順調になったでしょうか。
18/02/14第10回目の治療。房室結節 洞房結節の刺激点もいれ、治療を行いました。
18/02/28第13回目の治療。脈は30拍ほどまでのつながりが感じられます。
18/03/16第15回目の治療。脈は35回ほど繋がるようになってきました。あと少しという感じです。
18/03/23第16回目の治療。脈は37回から38回目まで繋がるようになりました。
18/03/30第17回目の治療。心臓の構造を今一度検討しました。房室結節洞房結節の刺激の他、見落としていないか軽く扱っていたところはないのかを検討しました。すると房室結節の先プルキンエ線維がありました。そこで早速ツボとの関係を見直しました。ディメンションはⅢになります。すぐ確定しました。本日各ツボの刺激度を判定し、レーザーの照射回数 鍼の本数を決めちりょうを行いました。すると患者さんは初めて治療中に眠ったそうです。案の定鍼を抜くと該当するツボから、驚くほど血が吹き出すように大量に出ました。治療法がピタリと合い効果が出る時に起こる現象です。脈を測るとやや早いながら70以上までスムーズに繋がり始めました。1件落着ということです。これでまた1つ心臓の調整方法が完成しました。
18/04/09前回の治療後はよくある鍼灸師のぬか喜びだったのでしょうか?やはり45~6脈が続いても、その後1泊だけですが途切れてしまいます。
18/04/161度房室ブロックなかなか手強い症状です。治療をすると脈は力強く正確に打ちますが、30回 40回に1拍合いの手が入ります。治療調整は 左右の心房 左右の心室 房室結節 洞房結節 それとプルキンエ繊維に相当するツボの調整を行っています。今回は試みにチタンテープを貼ってみました。
18/04/25免役が下がって心臓に影響が出ているのかとも疑ってみました。
18/05/09免役度は正常です。血圧は昔から低血圧であった。冷え性であり夜中に1度は目覚めるとのことです。そこで「不眠症対策CD」聴いてもらうこととし、夜中に起きることでストレスを感じているのかも知れないので、それを取り除くこととしました。心臓調整穴はDI IIを取りました。治療前は5回ほどで止まったり十数回で止まりそうになったりしていましたが、治療後は30数回まで連続していました。
18/05/23第23回目の治療。最初の頃は5回に1回は脈が途切れていました。それが10回を超える頃までは、45,6回まで持続するようになりました。それが20数回頃から診断しても、調整ツボの反応が出なくなりました。どのディメンションの心臓のツボを使うとか、心臓のツボをどの程度の強度で刺激するか、診断に苦労することがありました。
18/05/3024回目の治療。前回に今通っている歯医者さんは、オーリングテストで材質などを調べてくれます。その時は診断しても全く診断がつかず、反応点もぼやけていました。こうおっしゃったことから、今回は他の治療家の気を取り除いて診断することにいたしました。その結果最初の頃と同じような診断結果が
出たようです。それも洞結節房室結節更に右脚左脚のプルキンエ繊維まで、はっきりと反応を捉えることができました。レーザーと鍼での治療後、検証しまだ正常になっていないところを検査すると、洞結節に問題が残っているのがわかりましたので、最後にここを調整いたしました。結果脈拍は46回まで続くようになりました。気の治療なのでこのような配慮も必要なのだと、つくづく感じた次第です。