リウマチ(リュウマチ)のお悩みは「手のひら先生のリウマチ相談室」

リウマチ(リュウマチ)のお悩みは「手のひら先生のリウマチ相談室」

リウマチ(リュウマチ)ほか難病治療の実績により
日本各地の患者さんよりご来訪・ご相談を頂いております

お問い合わせ

手のひら先生のリウマチ相談室ブログ 07年11月17日発行

こんにちは、ホームページ「手のひら先生のリウマチ相談室」を運営している、手のひら先生こと長谷川和正です。「手のひら先生のリウマチ相談室ブログ」として、高麗手指鍼治療にまつわるお話をいたします。このほか「手のひら先生の治療日誌」と「リウマチの広場(by 手のひら先生)」もありますのでこちらもよろしくお願いたします 。

本日のテーマ「保険と鍼灸 その2」

私が鍼灸学校に通い始めたのは、もう18年も前になってしまいました。夜間部だったので33名の同級生のうち、働いてないのは4、5名だけだったと思います。勤労学生と言うことだったでしょうか。3名は水増しです。蛇足ですが、縁故入学者です。

ちょっと思い出したので一時脱線します。当時は鍼灸ブームの最後の方でしたので、やはり入学は難しかったのです。今は当時の3倍にも教室は増えているので、選ばなければ簡単に入れる時代でしょう。学校の理事や当時の文部省などから、縁故入学があったようです。でも昭和45年あたりは生徒が集まらず、縁故で生徒をかき集めた時代もまたあったそうです。

鍼灸学校は私にとってはおかしな世界でした。先生が生徒の嫌がることをしゃべってしまうし、時代背景から学校に行けなかったコンプレックス不満を、生徒にぶつけるなどをする人もいました。さて新しい職員が入ってきました。今までの方は開業されたと言うことです。この新人の若い人はとても感じが良くみんな「今度の事務員はいい人だね、感じがいいねと言っていたのです」ところがある先生が「君たち今度入ってきたA君は、お父さんがこの学校の卒業生だそうだ。お父さんも年取ってきたので、後を息子に継げさせたいと思った。ところが試験で45点しか取れなかった。そこでお父さんが理事長に頼み込んだところ、月給10万で職員をするなら入学させる。そういう契約で入ってきたんだ」と授業でばらしてしまったのです。

いつも授業が終わると出口で「お疲れ様でした。おやすみなさい」と言ってくれていたのに、皆は心の中に「こいつが45点の奴か?」と思って別れを告げたのです。それから数日もしないうちに彼の顔つきが変わり、良い人でなくなってしまいました。きっとこのことを告げ口したものがいて、彼の心にきずがついたことだったのでしょう。変な学校でしょう。

保険を使えると言うことはどういうことか、それは次のようなことで分かると思います。鍼灸学校に入ると先生方は必ずこう言います。「君は公務員か?じゃ絶対その職業を止めたらいけない」こう何度も言われました。これが柔道整復の学校だと「君たち将来は家も立てられるし、ベンツも夢で無いぞ」に変わるようです。この違いはどこから来るのでしょうか?

鍼灸師の仲間にも「鍼灸治療を保険で」と訴え活動しています。何故保険を扱いたいと言うと、売り上げが飛躍的に伸びるからです。保険はいま本人で3割負担ですから、診療費の20パーセント払うことになります。それを1ヶ月毎にまとめて、取りまとめ事務局に送り、さらに担当の社会保険事務局に送るのです。それが3ヶ月遅れぐらいで、残りの7割が口座に振り込まれるシステムです。鍼灸師が保険でもらえる治療費は、ざっと1000円前後なので、患者負担は2、300円と思います。お医者さんはどうでしょうか。その頃先生が統計書を出して説明するには、その5年前の統計ですが、開業医が月所得250万円、歯科医が150万円だそうです。(今からですと約23年ほど前の実態調査ということです。今歯科医はもっと大変なことになっているようですが)

私の実感、夢想ですが、医者にかかっていた時窓口では約1000円払います。薬局に行くと、3000円ほど払います。3割負担ですから1人扱うと13000円が収入になります。1日100人程度は診るはずなので、これを基礎に単純に20日働くとして、月2600万の売り上げ年間3億円以上になります。歯科医は全体の9パーセントぐらいが自分の取り分らしいので、それより多いとして10パーセントとしてみれば、3000万円の年収になり、月250万円と言うのもあながち遠からずと言えます。

鍼灸師の場合、3分5分の治療というわけにはいきません。1時間かけて治そうとします。学校に通い国家資格をを得て、やさしいと言っても一定の努力をして獲得しなければなりません。さらに治せる技術を探しもとめてやっと開業、それが1時間治療して比較して申し訳ないのですが、コンビニのアルバイト店員程度の収入ではやっていけません。

整骨院は保険を扱っています。保険の点数は鍼灸師と同じでしょうから、1人1000円程度で治療します。昔聞いたところでは1日最低30人来ないと苦しいそうです。駅前のきれいな場所を借りて、30人を一人でこなすのは難しいので、従業員を雇うことになります。30人ということは無いでしょうから、50人程度をこなすでしょう。そうすると機械で対応しなければなりません。低周波の機械や赤外線の温熱機器が設置されています。治療のオートメーション化でしょうか。

でもこの世界も今はライバルが多くなって大変そうです。鍼灸学校へ通っている頃、柔整師の学校に入るのは大変でした。保険が使えることから、開業時に銀行が資金を貸してくれたからです。そこで出口が広いので、入り口が狭くなります。入学時資金が250万円かかるところに、コネを効かせる仲介者が入ってさらに250万円、計500万円用意しないと入学できなかったのです。ところが今は、厚生労働省の監査が厳しくなったり経済環境等で、経済的に存亡がかかってきているようです。

鍼灸師がこのような制度を認められた時があったそうです。大きな会社2社が、一任払いと呼ぶこの制度を認めてくれたそうです。ところがいざ初めて3ヶ月ほどたって、書類を監査したところ、あまりにもでたらめな診療請求があったため、この制度はそれ以来まったく進展しないのです。保険制度は不正請求して、お金を稼げる制度と思っていた鍼灸師が多かったのでしょう。公立病院でも不正請求してニュースになるぐらいですから、それまでやっと生活していた鍼灸師たちが「それ儲けられるぞ」と勘違いしたのでしょう。

042-365-9781