手のひら先生の高麗手指鍼療法ならあなたの病気を治せます
手のひら先生の高麗手指鍼療法は東洋医学理論と人間の進化を融合した独自の理論になっております。紀元前の中国で発明された鍼理論と治療法を基本にしていますが、今までになかった発想で鍼では治せなかった病気も治せるようになりました。鍼治療では治せない脳神経疾患や免疫疾患も治療できます。人間が進化の中で薬など使わないでも治すことが出来る力を備えてきましたが、その力を最大限引き出すのが手のひら先生の高麗手指鍼療法です。
どの鍼灸本に書かれてあるのとか、医学的根拠があるのかと言われても、それはお答えが出来ません。どこにも無い鍼治療だからです。
説明
1、フェーズⅠ Ⅱ Ⅲ に現れるツボの治療ができる(フェーズは位相です)進化の段階フェーズⅠは魚、Ⅱは鳥、Ⅲは人間の時代に大きく3つに分けます。
2、免疫システムを独自に調整できるので関節リウマチなどの免疫疾患を完治できます。
3、脳神経のツボを発見し脳神経をそのツボを刺激することで治療します。脳の障害が原因の脳卒中後遺症気は治療できます。脳の免疫低下が原因とされるパーキンソン病、認知症なども、脳の免疫を調整できるので治療と予防ができます。
4 自律神経免疫療法の考え方を取り入れています。
この図の見方を説明
手のひらに描かれ見えているツボは、フェーズⅠのツボになります。このツボは発明者柳泰佑手指鍼学会会長が体のツボと比較しながら発見した手のひらのツボになります。これに工夫を加えると進化の途中で記憶していた隠れたツボが出現します。魚だった時代やと理だった時のツボです。この3枚の図はそのことを表しています。さらに私は手のひらを脳に見立ててツボを発見しました。その関係が上の図になります。脳のツボも3か所に分かれるのは同じです。
人間は過去の記憶それが何億年も前のことでも覚えているのです。それを教えてくれたのが東京芸術大学三木茂夫教授のご著書「生命形態学序説」でした。我々が母親の胎内に受精卵でいる時に過去の時代の記憶を28日の期間で再現しているのです。まさに遺伝子には刻まれているのです。
手のひらのツボは手のひらが記憶しているというより、脳神経の中に格納されているのかもしれません。
ところで疑問在りませんか?そんなにツボの数が有って、フェーズⅠ~Ⅲ、まであるとツボが重なってしまうことなないのでしょうか?
フェーズⅠ とⅡ Ⅲ で同じツボは重なりませんが、例えばの話ですがフェーズⅠの脳神経のツボと、フェーズⅢの肝臓のツボが重なったりします。治療する時にそのことを理解して鍼を刺す場合とそうでない時とは、病気を治せるか否か大問題です。手のひらは面積が小さいですから、間違って刺す危険性があります。良い方に出ればたまたま治すことが出来るのですが、悪く出れば何の変化もないことになります。
今までの高麗手指鍼がそれまで行われていた鍼より治せていたのは、脳のツボと臓器のツボが重なっていたり、フェーズⅠの臓器のツボと思っていたのにフェーズ ⅡやⅢの関係ない臓器のツボを治療していた可能性もあります。これがたまたま初心者でも治療効果を出せていた原因で、高麗手指鍼の隠れた効果であったと思います。しかし幸運な治療では2回目の成功と言うことはありません。
この過去の記憶を呼び戻し治療することで、難病と言われるものも鍼の刺激で完治していくのです。これは今まで二千年以上の鍼の歴史にはなかった治療法です。
韓国高麗手指鍼学会学術大会で最初の論文発表は2001年でした。テーマは関節リウマチ治療でした。東京の参加者は一人で少々心細かったのですが、温かく迎えていただきました。会場のロッテホテルには五千人以上の参加者が押し寄せました。前年は一万人の参加者があったそうです。
2001年以後表彰杯は出ていませんでした。久しぶりにいただきました。発表テーマは高麗手指鍼と進化論でした。2018年大学の講堂を使って行われた韓日学術大会です
鍼治療とはどのような治療法でしょうか
考古学の検証で鍼の起源は紀元前2000年前まで遡ります。
鍼灸治療の源典とされる「黄帝内経素問霊枢十八巻」が書かれたと言われているのは、紀元前256年の春秋戦国時代秦の始皇帝が活躍した時代でした。
東洋医学はここから始まりました。漢方薬はさらに700年ほど後になると言われています。
気という概念を基にして考え治療を行うものです。この気の通り道を経絡と呼びます。この経絡の乱れが病気を引き起こすので、常にバランスを取れば病気にならないとされます。
それまで経絡は体の表面を流れるとされていましたが、およそ50年前に手のひらにも経絡(気脈)を発見したのが、韓国人柳泰佑さんでした。
手のひらの鍼はそれまでの鍼と効果が違うとは言われていましたが、どこがどのように今までの物とはどのように違うのかは分かりませんでした。
「手のひら先生」は手のひらが治療効果を出すことに優れている場所であることを証明いたしました。
いままでの鍼灸とは最も異なる点は、鍼灸治療に史上初めて人類の進化が手のひらに記憶されていたという発見です。鍼灸治療が腰痛肩こりから脱皮して、病気治療までに範囲が広がりました。
いままで名人とか達人のみがなしえた治療を、学び訓練さえすれば鍼灸師なら行えることになりました。
東洋医学は西洋医学を補完する代替医療でしょうか?
鍼灸医学は中国から仏教伝来とともにやってきましたが、いまでは独自に発展した日本の伝統医学です。
数十年前から東洋医学が見直されるようになりました。
しかし東洋医学は明治からつい最近まで時の政府によって貶められた結果、日本では伝統医学としてではなく西洋医学を補完する医療、代替医療として取り扱われています。
鍼灸は明治維新以降、意図的に貶められてきたのです。
明治維新以前特に鍼灸が最も盛んであった江戸時代は、鍼灸師が今のホームドクターのような存在でした。
それ以前の千年以上の間鍼灸漢方薬は、貴族たちだけのための医療だったってことご存知でしたか?
針博士と言われる人は今の東大医学部より入るのも入ってからも、それは厳しい選別が行われていたこと知っていましたか?
それが明治に入ってから時の政府が進める富国強兵政策のもと、手術を行う医師やホータイを巻ける西洋医学を一気に広める必要がありました。そのため目をつけられたのが、当時約2万人いた漢方医でした。
このことは「漢方医術復興の理論」竹山晋一郎 著に詳しく書かれています。現代では研究者が如何に理不尽な改革であったか、詳しく説明されていますので。、そちらも参考にしてください。
日本における東洋医学が衰退した原因が、ここに最初に表されその原因も分析されています。著者の熱い想いが行間ににじむ名著です。
中国でも日本でもその時代のトップクラスの人間が、東洋医学に携わってきた歴史があります。
明治時代に戦争のために内科専門の漢方医ではなく、外科が出来る西洋医師を緊急にそして大量に必要になり、目を付けられたのが漢方医でした。
多くの反対がありましたが結局押し切られ、試験を経て漢方医の100%近くが西洋医に変わったという経緯がありました。
その消えかかった火を絶やさなかったお一人が、湯元求真さんでした。
後に弟子になる大塚敬節医師が熊本から訪ねて来て、1日じゅう見つからず諦めかけた時とうとう見つかった情景は涙が出そうになりました。
そのような苦難が有って今の漢方が継承されているのです。
今まで尊敬を集めていた漢方医や鍼灸師がいたわけで、それを西洋医に置き換えても社会的な地位は獲得できません。
そのため社会的な地位を敢えて貶める風潮を醸し出したのでしょう。
半世紀前の漫画に出てくる御殿医は、いつも悪役だったのはこのようなところにも影響が及んでいたのでしょうか。
また言葉は悪いですが当時のあんまさんと呼ばれる人たちは、視覚障害者が多かったので「盲がやる職業として蔑まされた」のは、ほんのつい最近30年もたっていない前でした。
時代が変わり真の東洋医学専門医が求められるようになりましたが、その数は限られた数でしかありません。
漢方医になるには医師国家資格を取得した後、個人で漢方を学び10年修行します。一人前になったとしても、それだけでは生活が成り立たない現状では、漢方専門医が増えないのも当然かもしれません。
鍼灸の歴史も同じような苦難の歴史があり、今日まで続いているのです。このことはまた項を改めて書きましょう。
しかしです、今は様々に人間分析が進歩し臓器は個々に存在するのではなく、全体として機能していることが分かってきました。
東洋医学の基本の哲学はまさにそのことにつきます。ただ時代のニーズに鍼灸は応えられるだけの実績、検証ができてこなかったのです。
西洋医学の分析力を取り入れれば、また新しい東洋医学・鍼灸医学は発展するはずです。
この二百年以上訳あって貶められてきた医療であったということもありますが、もう一つは、鍼灸師自体が二千年前
に書かれた東洋医学のバイブル「黄帝内経素問霊枢経」を読み解くことに腐心してきました。そこから抜け出せず発展させることができなかったことが、
西洋医学に大きな遅れを取り信頼を得られなかった原因でもあります。
世界的に見て鍼灸師の社会的な地位が極端に低いのは日本と韓国だけなのですが、韓国が同じなのは日本の占領当時の考え風潮が残った結果でもあります。
中国では伝統医療として扱われ、鍼灸師や気功師が西洋医と同じ病院内で治療をおこなっています。国家公務員として認知され地位が確立しています。
英国ではホームドクターが鎮痛処方は薬ではなく、鍼治療をおこなっていると聞きました。
アメリカでは日本の鍼灸学校が分校を出していたり、ハーバード大学で医学生に教えているなど、かなり認知された医療であると思います。
南米などを始めとして今や中国人が進出して鍼治療を行っていますが、無資格であったりそもそも現地には法律もないため、医師との軋轢も生んでいるようです。
ヨーロッパではフランスとドイツはかなり前から鍼灸が普及していて、日本ではドイツ人医師で鍼灸を理解された方たちとは深く交流がありました。
日本に鍼灸治療が伝えられたのは仏教伝来と同時であったと言われています。
以来1600年経過していますが、現代に受けいらられるような進歩はありませんでした。
終始黄帝内経から進化出来なかったことが最大の問題だったと思います。
50年前に韓国で生まれた高麗手指鍼は、東洋医学が西洋医学に並ぶことができる、全く新しい治療法を与えてくれるものと研究してきました。
韓国でも発明された時以上の進歩と展開はありませんでした。
「手のひら先生スタイル」と名付けたのは、二千年間の扉を開けて次の新しい扉を開けられるものと考えています。
詳細は以下に述べべますが、鍼灸師や資格取得者でも理解できないことも多いと思います。
しかしこの理論と技術によって行う治療は、従来の鍼灸治療を大きく広げることになります。
免疫システムについてはまだ解明され尽くしてはいません。
利根川進博士がノーベル賞を受賞したときからでも、いまだ免疫システムを人間がコントロールできていません。
しかし「手のひら先生スタイル」では、この免疫システムをコントロールすることが可能であることを発見しました。
身体に張り巡らされている免疫システムですが、今まで手を付けられていない研究が及ばない所がありました。そこが脳でした。なぜかというと脳は血液関門と呼ばれる強力な防御壁があります。細菌やウイルス薬も簡単にすり抜けることが出来ないのです。そこで脳の免疫は常に守られている、侵されることがない場所と考えられてきたそうです。ところが次に紹介する博士たちが脳の免疫システムと、関連する脳疾患の研究を解明し始めました。
手のひら先生スタイルの高麗手指鍼では、この論文を読んだ結果、脳の免疫を調整する方法はいま私が治療技術としているそのものであることが分かりました。
手のひら先生の治療日誌です。http://kouraiha.seesaa.net/
はてなブログ こちらは気が付いた時に書き加えております。リハビリが済み順次加筆いたします。リウマチ相談室のブログです。
noteでブログを書いています。手のひら先生の高麗手指鍼療法です
手のひら先生スタイルの高麗手指鍼治療の特徴
最初にお断りいたしておきます。このページは高麗手指鍼の紹介ページを兼ねています。更に二千年以上腰痛肩こり治療のように考えられてきた鍼治療には、古代の治療家が描いていた以上のことは出来ませんでした。手のひら先生スタイルは彼らの叡智を、実際の治療の中に活かしていることを症例紹介として、時系列の中でどの様になって行くかを書いています。従来にはなかった全く新しい治療だとみなしてお読みください。
手のひら先生スタイルと謳っているのは、高麗手指鍼の小さな鍼は使いますが、従来から行われている高麗手指鍼とは、根本から違うことをはじめにお断りいたしておきます。さらに伝統的な鍼治療ほかとも、ツボ・理論・独自に考案した器具・診断手法は、同じように見えても根本から異なっています。最後までお読み頂ければ、手のひら先生スタイルと名付けた治療法の全貌は、なんとなく違うんだなとか良さそうかなと思って頂ければ大変光栄です。
リウマチは不治の病とされていますし、癒着も未だ治りません、脳溢血脳梗塞の後遺症治療は目覚まし効果がないか効果がないかです。
膠原病に属する免疫疾患 シェーグレン症候群 がんもそうですが、いまだ人類は克服できていません。
紀元前から続く鍼灸治療は、まだ研究の余地があります。
特に高麗手指鍼には人間が進化の過程で備えてきた、治す力治す装置にスイッチを入れることができます。
ところで鍼灸って腰痛肩こり専門じゃないの?街中に看板がいっぱいあるけど、腰痛のときしか行かないけどなあ?
そう思われていませんか?
「それ!手のひら先生スタイルでは、それは誤解です」
明治時代に医師法ができてから、日本で西洋科学的なものが評価される事になりました。
世界を見渡すと西洋医学が行われ広まっているのは、日本やヨーロッパの一部北アメリカであって、アラブ諸国やアジアの国々にはまだ伝統的な医療が行われているのです。
なんでこのようなことをかいているかと言うと、最近来始めた患者さんが外国生まれの方ですが、周りの日本人や検索してリウマチが治せるのか疑問を持ちはじめたからです。
こんな痛い鍼を受けていて果たして治るのだろうか?疑問をいだいたようなのです。
「手のひら先生スタイル」と謳っている当院の鍼治療では、免疫のコントロールが出来るので、難病と言われている免疫疾患のほとんどは治療が可能です。
この免役調整法はほぼ完成になりました。ほぼとつけたのは現在進行系で常に研究しているので、この言葉を加えました。しかし私が現時点で考えられる全ても免役調整をすることが出来ます。頭からすなわち脳から胸腺腸まで、自然免疫から獲得免疫まで調整可能です。したがって鍼でも今まで治療出来なかったあるいは効果が出なかったものにも、信じられないほどの成果を上げられるのです。
一度「関節リウマチ治療」をご覧ください。最先端のリウマチ克服法をご覧いただけます。
半信半疑で来られた患者さんの殆どが「そのように実感されているので、このことが言えるのです。
リウマチにしても何千年の間治療法がありませんでした。
アメリカ・インディアンの紀元前4500年前の化石からは、リウマチの痕跡が見つかリました。
鍼でそのようなことが出来るのは驚きでしょう。それもそのはず世界中で私しかできない治療なのだからです。
それがにわかに信じられないのは、日本人でも同じことです。
手術後の癒着の痛みで当院に来られる患者さんは、全員完治しました半信半疑で来られてもです。
癒着が起きるのは免役の低下が原因で起こる症状なので、簡単に治せるのです。
もう慣れましたが患者さんが最後に残す言葉があります「最初は半信半疑信じられなくて来ていました」
鍼灸は明治維新以降、意図的に貶められる存在であったのです。
明治維新以前特に鍼灸が最も盛んであった江戸時代は、鍼灸師が今のホームドクターのような存在でした。
それ以前の千年以上の間鍼灸漢方薬は、貴族たちだけのための医療だったってことご存知でしたか?
針博士と言われる人は今の東大医学部より入るのも入ってからも、それは厳しい選別が行われていたこと知っていましたか。
このことは「漢方医術復興の理論」竹山晋一郎 著に詳しく書かれています。現代では研究者が如何に理不尽な改革であったか、詳しく説明されていますので。、そちらも参考にしてください。>
日本における東洋医学が衰退した原因が、ここに最初に表されその原因も分析されています。著者の熱い想いが行間ににじむ名著です。
中国でも日本でもその時代のトップクラスの人間が、東洋医学に携わってきた歴史があります。
明治時代に戦争のために内科専門の漢方医ではなく、外科が出来る西洋医師を緊急にそして大量に必要になり、目を付けられたのが漢方医でした。
多くの反対がありましたが結局押し切られ、試験を経て漢方医の100%近くが西洋医に変わったという経緯がありました。
その消えかかった火を絶やさなかったお一人が、湯元求真さんでした。
後に弟子になる大塚敬節医師が熊本から訪ねて来て、1日じゅう見つからず諦めかけた時とうとう見つかった情景は涙が出そうになりました。
そのような苦難が有って今の漢方が継承されているのです。
時代が変わり真の東洋医学専門医が求められるようになりましたが、その数は限られた数でしかありません。
漢方医になるには10年修行し一人前になったとしても、それだけでは生活が成り立たない現状では、漢方専門医が増えないのも当然かもしれません。
鍼灸の歴史も同じような苦難の歴史があり、今日まで続いているのです。このことはまた項を改めて書きましょう。
しかしです、今は様々に人間分析が進歩し臓器は個々に存在するのではなく、全体として機能していることが分かってきました。
東洋医学の基本の哲学はまさにそのことにつきます。ただ時代のニーズに鍼灸は応えられるだけの実績、検証ができてこなかったのです。
西洋医学の分析力を取り入れれば、また新しい東洋医学・鍼灸医学は発展するのです。
この二百年以上訳あって貶められてきた医療であったということもありますが、もう一つは、鍼灸師自体が二千年前
に書かれた東洋医学のバイブル「素問霊枢経」から抜け出せず発展させることができなかったことが、
西洋医学に大きな遅れを取り信頼を得られなかった原因でもあります。
いま西洋医学での治療が難しかった難病も、手のひら先生スタイルなら治療が可能です。
その理由は以下をお読み頂ければ、従来の鍼治療とはまったく異なる、新時代の鍼灸であることがご理解頂けるはずです。
そもそも当医院にこられた患者さんのほとんどは、本当に難病が治ると思ってはいません。
「治ればラッキー」「ダメ元で他に選択肢がないから受けてみる」という方々です。
日本でも1600年以上歴史ある伝統医療であっても、言い換えれば未だ鍼灸は信頼された医療ではないのです。
そんな患していくとやがて体が楽になってきます。
そこで初めて「手のひら先生スタイル」の治療を受けてよかったと思って頂けるのです。
当サイトでは当院がどのような難病を、どのような理論で治療しているのか、くまなく解説していきます。
手のひら先生スタイル鍼灸治療をより詳しくご説明いたしましょう
いきなりですが質問いたします。
あなたがもし治療家になったと仮定してみたら、次の病気を治療の難しいと思われる順に並べてみてください。
リウマチまたは関節リウマチ・脊柱管狭窄症・頚椎症・後縦靭帯骨化症・がん・脳溢血後遺症・不整脈・パーキンソン病・肺疾患・子宮筋腫・高血圧症、以上の11疾患です。
どれも難病と言われている疾患です。私の答えは最後に載せておきます。
人によっては「鍼灸って腰痛肩こり専門じゃないのか?」とお考えの方も多いと思います。手のひら先生スタイルの治療法は、従来の鍼治療の考え方・概念を180度変えてしまう理論と技術になっています。
ではなぜそのように言えるのかは、次の文章をお読みいただければ納得されると思います。
「手のひら先生スタイル」と名付けた高麗手指鍼治療は、二千年続く伝統的な鍼灸術とは、考え方も効果も大きく違います。
別物と考えてください。
手のひら先生は高麗手指鍼を使います。
しかし今ある高麗手指鍼と謳っているものや、従来の伝統的な鍼灸とは大きく異なっています。
このページを最後までお読みいただければ、十分にお解りいただけると思います。
現在は鍼灸治療というのは腰痛肩こり治療と思われています。難病まで治療ができると言えば、一般の方は驚かれるでしょう。
何しろ当院に訪れる患者さんの、100%は半信半疑か他に治せるところが無いから仕方なく来た患者さんです。
何年も何年も苦しんでいた症状が簡単にそして早く治っていくと、患者さんの反応はどうなります?
怒るんです!私にではなくですよ!
「あの長く苦しんだ時間は何だったのか? 俺の 私の青春を返してくれ」と、何かに向かって怒りが湧いてくるんですね。
さて、なるべくわかりやすく繰り返しご説明していきましょう。
最後までお読みいただければ病気治療のことを知るだけでなく、人間って素晴らしい進化してきた仕組みになっているのだと、改めて感じられるでしょう。
最初は面食らったりするでしょうが、その上に成り立った「手のひら先生スタイル」の高麗手指鍼治療だから、難病と言われるものまで扱い治せるのです。
難病とはなぜ治すのが難しいのでしょうか
さて難病とはどのような疾患を言うのでしょうか?なぜ治せないのでしょうか?
難病とは何を指すのでしょうか?不治の病 中々治らない病気?
と言ってしまっては、果たして何が難病なのか分からなくなります
我が国では西洋医学のみが正当な医療となっていますので、ここを基準に「難病の定義」をしましょう。
基本は西洋医学では治せない、原因不明もしくは原因解明できても発症のメカニズムが解明できていない、したがって薬も無く手術も出来ないもの、 これを難病の定義とします。
どのようなものが難病と言われているでしょうか
免疫疾患
免疫疾患の多くは難病です。免疫の調整は西洋医学では不可能なためです。
- がん
- 膠原病
- 関節リウマチ
治療は対症療法にとどまります。
がんは現在克服すべき最難関の免疫疾患ですが、一部のガンはすでに克服されています。
治療は今あるがんを死滅させることが目的で、再発の予防までは完成していません。
勿論予防法はありません。
脳疾患
脳卒中の後遺症などは未だ完成された治療法はありません。
リハビリが効果を出せる限界は完全な運動麻痺は対象でなく、少しでも動けるものの改善に留まります。
- パーキンソン病
- アルツハイマー
- 認知症など
- 脳溢血・脳梗塞後遺症
西洋医学で治療困難な病気は東洋医学でもまた難しく、対処法がなくいまでも困難なものでした。
ここでお断りしますが、東洋医学は内科のみで外科はありません。
二千年近く前の大陸の治療家が、外科手術を行っていたのは外国から来た医者であるとの説に私も賛成します。
鍼灸では感染症は禁忌事項であり、検討の対象にはいたしません。
東西医学以外の治療家がもし難病を治癒させたと言うならば、それは人智を超えた能力をお持ちだったからと私は考えます。
鍼灸治療はなぜ発展してこれなかったのか
東洋医学のバイブルとして黄帝内経素問霊枢十八巻という書物が、紀元前256年中国春秋時代に書かれました。余談ですがマンガ「キングダム」に書かれている秦国が中国統一している時代です。
鍼灸史二千年の間何をされてきたかというと、漢文を読み下し終始その中身を解釈し、治療に活かすことしかしてきませんでした。
二千年前の解剖書それも恐らく内科医が解剖したと推計される図を眺めるばかりで、そこからの発展がいささかもありませんでした。特に脳に関しては全く理解の外にありました。それは罪人が処刑されたあとに許されて解剖したので、腐敗した脳の解剖は不可能であったことが挙げられます。
治療方法は東洋医学的な考え方で良いとしても、この間進歩してきた西洋医学の知識を取り入れれば、鍼灸はもっと発展速度を上がられたはずです。
勿論治療成果が出ないことで、様々な理論や技術が発明されはしましたが、根本の理論古代の偉大な治療課たちが、疑問に思って残した数々を全て解き明かすものは、この二千間ほとんど現れることはありませんでした。
しかしそれを解明する手段・技術は徐々に現れてきていたのですが、それらを統合し理論立てて人間を解明することが出来ませんでした。
そのような観点から鍼治療を解明するものは、誰一人として現れては来なかったのです。
いま私がそのことを理論立てて解明し、数々の難病まで治療効果を上げて、初めて鍼灸治療が限りなく人間にとり重要な治療法であることを証明しています。
世界で初めて聞くようなことばかりなので、そのことを理解するのは容易いことではないでしょうが、是非最後までお読みいただけることをお願いいたします。
日本ではなぜ鍼灸で病気が治せないのか
日本では最も鍼灸の研究が盛んだったのは、江戸時代と言われています。
それが戦争奉仕のため、医師法の名のもとに漢方医が西洋医に強制的に、資格取得をさせられたのです。
(参考)「漢方復興の理論」竹山晋一郎 著
それにともなってホームドクターのような存在と言われていた鍼灸師は、邪魔な存在で有ったので社会の片隅に漢方医とともに追いやられました。
第2次大戦後は進駐軍によって消滅の危機がありましたが、かろうじて難を逃れたあとは紆余曲折は有ったものの、現在にいたり鍼灸資格は国家資格として認定されています。
しかしその治療の中身は依然として二千年前の状況を超えることが無く、社会の中では腰痛肩こりや慰安の技術としてしか認知されていません。
しかし現在まで鍼灸師が何をやってきたかと言えば、「黄帝内経素問霊枢」を読み解くとかしかやってきませんでした。
この漢字が使われたのはいつの時代だからどのような意味をなすとかの研究だったり、古典の中から治療法を導き出すだけの研究でした。
紀元前の偉大な治療家たちが解きたくても解けずに、戒めだったり禁忌として後世に託した謎を、解く努力をしてこなかったのです。
それが西洋医学に太刀打ち出来なかった大きな原因なのです。
なぜ日本鍼灸では難病まで治せないのか?
鍼灸治療はどのようにして病気を治しているのか、その構造を図にしてみました。
allrights reserved(c)kazumasa hasegawa
- 最下層第6層 気(qui gong)
- 第5層 つぼ(Acupuncture points)
- 第4層 治療の場(Place of acupuncture remedy)
- 第3層 治療理論(Theory)
- 第2層 鍼の種類(Various kinds of needles)
- 第1層 電気刺激など( electronic stimulation )
鍼治療は一本の細い0.3ミリほどの鍼を、つぼに刺し刺激を与えて治療をします。
ツボと言われているところから、20ミリ外すと効果はないと言われています。
高麗手指鍼ではもっと細く、0.1 ミリ前後の鍼を使い誤差2ミリの中で治療を行います。
実は氷山に例えたこの構造図では、最下層に「気」を置きました。
素問霊枢経は気の医学について書かれ、気を調整して病気を治す 医学書であるからです。
気がないと東洋医学とは言えません。昨今鍼を指せば漢方薬を処方すれば、それが東洋医学と言われますが正式にはそうではありません。
医師が開発した鍼、YNSA 山本式新頭鍼療法(山本敏勝医師発明)やポール・ノジェ博士の耳鍼などは、典型的な西洋式の鍼治療です。
ツボと神経との関連を考えペインクリニックとしての鍼だけを考える方法も、古典に書いてあるような東洋医学とは異なります。
東洋鍼灸専門学校創立者の柳谷素霊が唱えた「古典に還れ」や「経絡治療」という言葉は、鍼による気の調整を掲げて鍼の近代化を進めました。
しかし最も肝心な「治療家の気」を教えることができませんでした。
なぜ先生が治療したときと従業員が治療したときと、患者さんが感じる治療効果に差がでるのでしょうか?
いまだに一人前の治療家になる早道は「弟子入りすることだ」と言われ続けているのでしょうか?
東洋医学にはまだまだ解明すべきことは山ほどあるのです。そのことが東洋医学の認識に曖昧さがでて、誤った使い方がはびこってしまうのです。
「病は気から」は気分でもなければ気持ちの持ち方ではありません。12の経絡の気の流れに障害が起きること、気の乱れから病気になるという意味です。
笑っていれば免疫は多少なりとも上がりますが、笑いすぎると神の宿る心臓が侵され、気が違ってしまうというのが二千年前からの常識なのです。
気は誰にでも生きていれば持っているものです。
ただ治療家の気に限定すると、訓練や誰かに譲っていただかないと育てることはできないのです。ここに東洋医学が西洋医学と根本的に違うところです。
最下層に位置する気、ここに達人の秘密があります。
いくら学び修行しても到達できない高みにいる名人たちが、なぜいとも簡単に一本の鍼や難しい病気を治せるのかは、実はこの氣のパワーにひそんでいるのです。
理論やツボなどがあるものの、気のパワーのみで治してしまうので、その治療法は伝えられない伝わっていかなかった。
この問題が深いところに横たわっているのです。学校で教わるものではなく、その道は自分で探すものであります。
- 氣とは何か?
- 氣をどのように養うのか学ぶのか?
- そもそも氣とは何かが書かれていても、それをど学び習得できるのかがさっぱりわからない?
- 弟子入りで治療家の気を分けてもらう?
- 腹式呼吸が需要?
- 気功師に習う?
などなど書かれていても、気の本質がそもそも分からない という大問題があるのです。
これが鍼灸発展の大問題でもありました。
後世に伝えられないからです。伝えられる治療家がいない、治療家は気で治しているのに気のことは知らない 治療家は気のことは文字で読んで知っていても実感体感として気は知らない などの問題が有リました。
私の氣の修行
そこで治療家の卵たちは、気を知ろうと気功師の門をたたくのでした。
しかし気功師の気が果たして鍼灸師の持つ治療の気と同じものか?これには大いに疑問が湧くところです。
私の結論ではベースになる気のパワーは同じでも、両者は体から発するところでは違ったものになっている、そう考えています。
「弟子入り」という制度が鍼灸界にはいまも現存しています。
治せる治療家になる、達人になる早道など、昔から言われているのが弟子入り制度です。
私はこの弟子入りの真の意味を最近解明しました。
その真髄は「先生の治せる氣、それを修行期間内に知らずに譲り受けることだったのです」
つぼの意味 つぼの運用 脈診方法 腹診 などは枝葉末節のことで、如何に先生の気をもらえるかが、真の弟子入りの意味だったのです。
そこで弟子入りの道は狭き門になってしまうのです。
長年培ってきた気を簡単に譲るには、自分のことを尊敬し信頼するものだけに許可を与え、弟子として育てることになるのです。
それがないと気はバイブレーションと考えるのですが、先生と弟子は共鳴できない事になります。
このようなことが中国や欧米ではないので、気の治療は理解できないのでしょう。
私の「気のベース」になったものは何だったのか?考えてみました。
-
- 鍼灸学校の先生方の気
何も知らずに入学した鍼灸学校でした。それまでの学校制度が新しくなった、過渡期の時期でこれが幸いでした。
先生方の身分は「講師」でしたが、皆さん開業し治療経験豊かな方たちでした。
お名前出して恐縮ですが、「小守マッサージ療院の社長であんまの先生 井上良太先生」から、あんまもはり師も気でなおしているということを聞き、そこから気の修行が始まりました。
そして半年後オーラが見えるようになって、臨床実技で先生が見えないところで何を行っているのかが、すべてわかる見えるようになっていたのです。
先生方はもうお年を召されていたので、それほど凄まじいパワーを持ってはいませんでしたが、生徒に気を分け与える熱心な授業をしていただいていました。
この気は教員課程1年修行した程度では、生徒に分け与えることは出来ません。
私は幸運な時期に学ぶことが出来たのでした。
-
- 北斗の拳 ケンシローのモデル 鳥居隆篤先生に本物の気を学べたこと
あんまの達人でトレーナー世界では神様のように思われている、井上良太先生から気の重要性に気付かされました。
そこで何とか調べ行き着いたのが、鳥居先生のセミナーでした。
いきなりの気功修行でしたがこれが幸運なことで、いまもベースになっている気です。
北斗の拳 ケンシローのモデルだったことは、20年以上あとのつい最近だったのは、私自身がびっくりしたことだったのです。
最初のセミナーから半年ほどしてオーラが見えるようになり、先程書きましたように鍼灸師が語らない秘密を、見ることが出来るようになったのです。
また先生は武道家でしたが、私が通っった東洋鍼灸専門学校の先輩でもあり、治療家の気
を持つ方でした。
気功家の気だけではなかったのです。
いま先生は独自の流派を構えていますが、気功教室を開かれていたまえは、古武道として知られる「八光流」で修行をされた方です。
若い時四天王のお一人と言われていたそうです。
合気道と通じるところはあるのでしょうか、特徴として整体(便宜的に使いますが)の通信講座があることです。
武の中に癒やしがある特別な気の修行があるものと思われます。
-
- 西洋レイキ・直傳靈氣
西洋レイキを書籍で知りました。学生時代だったと思います。いまはそれが日本中に広まっているようです。
その後西洋レイキマスターまで取得し、他の人に気を出させることも出来ます。
それがある人に教えられて原点の霊気療法を教えられて、京都で受講することが出来ました。
いろいろな経緯が有るのですが、これも幸運な出会いで受けることが出来たのです。
ただこの氣は鍼灸師の治療家の氣とは異なると考えています。
しかし直傳靈氣などを身につけると、氣の修行や占いの類などに良し悪しの判断が、自然とできるようになっている自分に気がついています。
世界に誇れるYNSAの出現
フランス 韓国 日本で独創的な鍼が生まれてました。
海外の鍼灸術と医師が開発した鍼術は、気のこととは無関係で物理刺激です。その中でも近年やっと日本の鍼灸しの中でも、脚光をあびているのが、山本敏勝博士が発明されたYNSA山本式新頭鍼療法です。
中国にもなかった頭皮に刺激を与え、様々な難病も治療できる鍼治療です。
しかし博士が「気とは関係ありません」仰るように、鍼による物理刺激治療です。
本当の価値が認識されていない、フランスの耳鍼鍼
私の理論に多大な影響を与えたのは、フランス人医師ポール・ノジェ博士の「耳鍼」理論でした。
中国にも似たようなものがありますが、博士の素晴らしい独創性によってもたらされた、ディメンション(位相)と言う考えがあります。
博士ご自身はこの位相が何を意味しているのかは理解していなかったようです。
しかしこの位相にの発見と、耳の中に身体のつぼの他に脳のつぼも描けるというのは、まさに画期的な発見と言うべきです。
残念ながらその価値を認識しているのは、もしかすると私だけかもわからないという状況です。
無限の治療可能性を秘めた高麗手指鍼の出現
そして韓国手指鍼学会柳泰佑会長の発明された、高麗手指鍼です。
まさに二千年間経絡は身体に流れるもの1本と考えられていたのが、手のひらにも存在することを発見されたのです。
更に私がカナダ人生理学者ペンフィールドとラスムッセンの研究「大脳における手の研究」から、高麗手指鍼の効果が他の治療場所より有意な効果を発揮できることを見出しました。
手のひら先生スタイルにさらなる発見のヒントを与えた、三木成夫著「生命形態学序説」を紹介いたしましょう。
教授の理論は東洋医学の根本学説にも相通ずるものがあります。
万物全て宇宙の波の中にあり地球の営みの中にある、まさに東洋医学そのものです。
これからノジェ博士のディメンションを読み解き、手のひらの中に人間の進化を見て、そこにつぼを落とすことを発見することが出来ました。
免疫機構の進化を捉え、内臓の進化を捉え 脳の進化と身体の関係を読み解くことで、手のひら先生スタイルは完成し難病と言われるものも治療が可能になったのです。
それでは次に「手のひら先生スタイル高麗手指鍼」を、より詳しく説明いたします。
手のひら先生スタイル高麗手指鍼はなぜ難病まで改善できるのか
「手のひら先生スタイル」の治療法は、伝統的な鍼や従来の高麗手指鍼の概念を超え、人間の持っている治す力を引き出せます。
したがって従来は治療困難であった難病と言われる、免疫疾患・脳の疾患・肺疾患・婦人病・がん・免疫疾患まで、治療が可能になりました。
左サイドに提示する病名の他リストに挙げられている様々な病気に対応できる、恐らく二千年前の古代の治療家たちが夢に描いていたような、治療法であると自負しています。しかしまだまだ人体はわからないことだらけです。
少し前は盲腸は不必要な臓器と言われていたものが、最近は研究が進みその重要性に光があたっています。
その様な日陰の身であったのが脾臓という臓器です。三木教授の本を読んでいるうちに、実は元は脾臓が造血作用を持っていたことが分かりました。さらにこの臓器に光があたり解明が進んでいることには大いに希望が持てることです。
免疫をさらに改善できないか、もちろんがん治療に効果を上げたいこともあるのですが、一般に知られている疾患でも根底に免疫度が低下して、それが根本原因であると疑われることが多いのです。そこで注目したのが脾臓です。ツボを探し(思わないところにこのツボが有ったのには驚きました)これか効果を上げるにはどう使いこなすかが課題になります。まだまだ鍼灸には進化させるには解決すべき課題が残っていることに驚きがありました。
ところで高麗手指鍼自体が日本では珍しいことと思います。(韓国手指鍼学会については「上のカラムにある高麗手指鍼とは?」をクリックしてください。
手のひらだけで治療できる簡便さはありました。
また手のひらと脳が密接な関係であることを、カナダの生理学者ペンフィールド教授の研究成果から説明いたしました。ホムンクルスとして広く知られています。
この科学的な説明から伝統的な日本の鍼や中国鍼そのほかよりも、より高い効果を出せるのが高麗手指鍼であることをを証明できました。
しかし残念ながらいままでの高麗手指鍼の治療効果は限定的でした。ほとんどが腰痛肩こり治療に留まっています。
それをなんとか打破したいと独自の研究を二十年以上行ってきて、到達したのが手のひら先生スタイルというわけです。
韓国人金成万師が日本における私の先生でした。
先生はテレビで紹介されたがん治療で有名でしたが、その治療方法は「気」を使う名人技でした。
日本テレビ当時は元東京都知事の青島幸男さんが司会を努めた「追跡」で、末期の肺癌患者を治したと言うことで、全国区で有名になっていました。
先生の治療方法は治療家が目指すところの「気の達人」で、がん治療も鍼の一本一本に気を込めて治す治療でした。免疫調整の理論はありませんでした。
私は10年程前に脳溢血を発症しました。治療をはじめましたが従来の高麗手指鍼理論では、全く効果が現れませんでした。
そのためなんとか高麗手指鍼で脳溢血後遺症を治そうと、節目節目で新しい発見と理論を打ち立て、進化をさせてきました。
最初の5年間は高麗手指鍼の効果がでなかったので、詳細な脳のつぼを見つける方法を考えました。その糸口が見つかったあとは、ほとんどの脳神経に対応するつぼを発見出来るようになりました。
3年目はノジェ博士のフェーズ(位相)に倣い、フェーズ スリー、までの体と脳のつぼを描くことが出来ました。
1年以上前からは三木成夫教授の「生命形態学序説」から、人間は進化してきた動物でありそれがディメンションと対応することである、それを証明することが出来ました。ノジェ博士は恐らく気がついていな方であろう、フェーズの意味を解読したのでした。
このことにより、人間の進化⇒の解読フェーズ⇒手のひら先生スタイルの完成 になりました。
人間の進化は外見だけではなく、脳も進化し内蔵も進化しました。免疫も進化してきたのです。
そのことを理解し適切な刺激を与えれば、人間にさなわっている全てのものが有機的かつ機能的に働き始め、病気に立ち向かえるようになっている、このことを読み解いた10年間だったのです。
10年間の研究で世界の何処にもない、全く新しい鍼の理論と技術を創造いたしました。
免疫調整の理論はすでに二十年前から調整のつぼを発見していました。その時に手のひら先生スタイルが進化を始めました。それが精緻になってほぼ完成したのはつい最近です。
手のひら先生スタイルは、最初の免疫の調整が完成しました。
元新潟大学大学院教授安保徹著「安保徹免疫学講義」三和書籍刊
この本で免疫学のことを詳しく理解できたと思います。
爪もみ理論の功罪と手のひら先生の自律神経理論
阿保先生が爪もみ理論を普及させ、つめの根元から血を抜く瀉血とい技術は鍼灸師が行ってきた、伝統的な技術であると仰ってくれたので感謝している鍼灸師は多いはずです。
それまで瀉血は医師のみが行なうものであって、鍼灸師が瀉血鍼を使っていると、裁判ざたになっていたのが今ではすっかりなくなってしまいまた。
歴史的に瀉血は仏教伝来とともに伝わってきたらしく、当時の鍼治療は瀉血であったということです。
自立免疫療法として医師が瀉血を行なうようにも成っています。
さてこの理論の根幹である病気になる原因は、血液成分の顆粒球とリンパ球の比率が、大きく変化していることに有るというものです。
リンパ球30~40% 顆粒球が60~70%なら理想的な割合で健康状態を保てる。
病気の場合は顆粒球の比率が高かく成っているというものです。
顆粒球が多くなるのは交感神経優位の場合で、それを修正するには副交感神経を優位にさせなければならないというものです。
そのために出来ることそれが爪もみ法というわけでした。
今や交感神経を抑制し副交感神経を活性化すれば、なんでもOKの風潮が有るのではないでしょうか。
ことはそんなに単純ではなさそうです。
がん患者には必ずしも当て嵌まらないと研究報告が有るようです。
副交換優位にさせるには、爪もみ法の他には腹式呼吸ぐらいしか、実は西洋医学には方法がありません。
明治以降正確には医師法が出来て依頼、西洋医学の価値を高めるために東洋医学を貶めることが、あらゆる場面で行われてきたのです。
科学的でないという批判と最もらしい批判に、東洋医学の古典でバイブルのようにされる「黄帝内経素問霊枢経十八巻」には、解剖図に神経が描かれていないし内蔵の幾つかは不正確だというものがあります。
しかし前に紹介した加納喜光教授によれば、東洋医学にはそもそも外科の分野は無いというものです。
解剖を行い図に描いたのは不得手な内科医によったものなので、現代の解剖図のような正確性とは少々異なるという意見があります。
私は手のひら先生理論を作り上げてきた中で、古代の偉大な治療家達は神経は分かっていた、しかし経絡の調整で神経の調整は十分可能であると知っていたのだと理解いたしました。
彼らは知らなかったのではなく発見していて理解していたが、あえて描かなかったのだと分かったのです。
治療を受けた患者さんには交感神経副交感神経を同時に、そして簡単に整える方法をお教えしています。「秘伝なので内密に」とか言ってですが。
二千年前の偉大な治療家は、全てを知っていたんだなとつくづく思います。
ただ現代のような生理学解剖学が確立していなかったので、その意味で説明できなかっただけなのです。
少々脱線気味でしたが、現在免疫診断は3箇所で行っています。それは教授が発見した原始免疫と、進化した獲得免疫の診断2箇所の計3箇所で行います。
最近研究を進めてみると、これが5箇所に増えました。実質は3箇所で良いようですが、ノジェ博士がフェイズ5から6まで検証されたとありましたので、おそらくこれと関連するのかとも思います。
治療では3箇所十分調整出来ます。
ところがこの2年ほど免疫度は回復するのですが、理想的な状態にまで戻ったとオーリングテストで確認できないでいました。
その前の状態でも免疫疾患には問題ないものですが、がん疾患など重篤な免疫疾患に対しては、今一度納得できない状況にありました。
交換副交換神経の調整で間に合うのかと調整しましたが、効果的な結果は得られませんでした。
ところが大村恵昭博士の「テロメア」についての記述を思い出し、この活性化を図ることをいたしました。
自身の体の免疫を異常な状態にして、テロメア対策のツボの選定をして刺鍼をすると、目指すところの効果が出ました。
リウマチや全身性エリトマトーゼスの患者に試したところ、理想的な結果が出ました。納得する免疫調整法が完成したと考えます。
ALLRIGHT RESERVRD@ KAZUMASA HASEGAWA
独創的な理論と技術なので鍼灸師でこれを理解できる方は、いまのところ世界では誰一人もいないでしょう。
免疫は原始免疫と獲得免疫と、進化の過程で免疫システムもまた進化してきたのです。
その免疫の現在の状態を診断できる方法も開発いたしました。
それは即治療にも応用できます。鍼灸師の言うところの「診断即治療」です。
そして原始免疫と獲得免疫も分けて診断できるという、優れものです。
これも日本の優秀なる先達の成果を戴き、応用させていただいたものです。
次にもう一つの難病である脳疾患についてお話致しましょう。
特に脳疾患の治療には、以下の知識を理解し咀嚼し高麗手指鍼の中に取り込まなければ、決して治療は完成しなかったのです。
すなわちこのことを理解していただくことが、脳溢血後遺症やパーキンソン病などの脳疾患に、手のひら先生スタイルの鍼治療が効果があるのかにつながるのです。
耳鍼については10年以上前から書籍を幾つか購入し研究をしていました。
それがフランス人医師ポール・ノジェ博士の発明された耳鍼の理論と技術でした。
フランス人医師で耳鍼の創始者ノジェ博士の研究は、それまでにない独創的な理論でした。
その中で博士が考えた(位相)理論は、独創的なアイデアでありましたので、誰も理解でき無いのではないでしょうか。
もしかすると博士ご自身もフェフェーズーズ(位相)の意味するところは、本当は理解していなかったかもしれません。それほど奥深い研究成果でした。
私はまずノジェ博士に倣い手のひらにフェーズごとの、身体と脳のつぼを描いてみました。
すると手のひらの中では、身体と脳のつぼは重なってしまうところが多くでてきました。
フェーズⅠの身体のつぼと脳のつぼは重なるところがでます。
同じようにフェーズⅡ Ⅲと描いていきました。
それらを比べてみます。特に脳の3枚の図と身体の1枚の図を比べると、フェーズⅠの身体の図には脳のつぼが重なるのです。
これはノジェ耳鍼のつぼとは異なるところのようです。
ALLRIGHT RESRVED@KAZUMASA HASEGAWA
身体の図も3枚描くことは出来きて、それぞれ身体のつぼがでます。しかしこれを治療に活かすには進化を考えると、すぐ治療に活かし効果を上げることは出来ません。
それが顕著に現れるのは不整脈治療など、心臓疾患の治療を行なうときです。
金成万先生がいみじくも「手指鍼を使うと素人でも治せることがあるので困ってしまう」と冗談めかして仰ったことがありました。
先生はこのような脳のつぼと身体のつぼが、見えないところで重なっており影響しあってことが分からなかったのですが、経験も実績も有る自分と未熟な治療家が、同じような結果を出せることに疑問が湧いていたのでしょう。
しかしこと難病になるとを考え、脳のつぼをフェーズごとに分けて捉えないと、全く効果は出ないことになります。
東洋医学に欠けていると言われる科学性については、理論と治療とで再現性の確立を上げていけば実証されます。
理論の完成に三木成夫「生命形態学ー進化論」がありました。
私は検証を重ねることでフェーズ(位相)とそのツボの真の意味をすべて読み解きました。
そのきっかけにを作っていただいたのは、故東京芸術大学三木成夫教授の「生命形態学序説」でした。
その意味するところは次のことです。
人間の祖先は4億年前魚の時代にいました、それが進化して鳥の時代になり、進化して人間になったのです。
それぞれの時代に進化した脳と臓器が出来て、それに対応するツボが出現しました。この時代ごとがすなわちフェーズ(位相)です。
それぞれの時代に作られ進化してきた脳と臓器、それを効果的に調整するにはフェーズを考え、効果的にツボの刺激をしなければならないということです。
手書きの図で恐縮ですが、いま我々が見ている手のひらに現れるつぼは、魚の時のつぼであり脳で言えば脳幹に対応します。フェーズⅡは鳥の時代にあたり、大脳辺縁系と対応します。
ではなぜこのフェーズⅡのつぼは、フェーズⅠの中に現れてこないのでしょうか。
そうではないのです!
実はフェーズⅠのつぼと重なっているので、伝統的な診断技術では見ることが出来なかったのです。
例えばの話ですが、フェーズⅠで胃に当たるつぼは脳なら中脳であり、フェーズⅡなら視床にあたり、フェーズⅢなら大脳皮質のツボになる、そのように複雑な仕組みになっているのです。
なぜフェーズⅠの影に隠れるかと言うと、例えば大脳からの運動命令は、運動野から大脳辺縁系大脳基底核を通り、脳幹を通過して延髄脊髄へと伝わっていきます。直接何%かは直行するものもあるようですが。
最終段階でフェーズⅠのフィルターを通過して行くので、このようなことが起きているのだと考えられます。
しかし二千年前にこれらのことは知る由もなく、その時に見つけられたツボと理論は、それ以上には発展できませんでした。それで現代の鍼灸の中心は、腰痛肩こり治療になっているのです。
進化していく過程で脳・免疫・臓器に対応するツボ、それは最初に現れたツボ(さかなの時代のツボ)の下に隠れることとなったからです。
それを掘り出し見つけ出すには、ノジェ博士のような診断方法が必要です。
伝わりにくいと思いますので、繰り返しになると思いますが要約いたします。
人間の脳は進化とともに、三層の構造になっています。当然ツボも3層構造になっていると思ってください。
ちなみに手のひらだけに限って言うと、この3層ごとのツボは別の位置現れるのではありません。
実は魚の時のツボが第1層で我々が見ている、表面に現れるものなのです。
鳥や人間になって現れるつぼ、第2層第3層は第1層の影に隠れています。隠れるというより重なるのです。
手のひらに身体のつぼも描けますが、同時に脳神経のつぼも描くことが出来るのです。身体と脳のつぼは重なっているので、次のようなことが起きてしまうのです。
フェーズⅠで、このツボは肝臓のツボとされているのですが、他のフェーズの脳神経のつぼから見れば、脳神経を刺激するツボになっていることもあるのです。
必要な箇所の治療にはフェーズ(位相))を考えて、最も効果的なツボを選ばなければなりません。
例えば大脳辺縁系の疾患を治療しようとすれば、フェーズⅡの脳神経のツボを刺激しなければならないのです。中指の先が頭の刺激点ではありません。
そこでそれまで考えられてこなかった診断技術が必要になりました。
このことを明らかにしたことでそれまでは鍼治療では不可能であった、免疫疾患・脳疾患・肺・子宮・心臓疾患の治療が可能になりました。
最近の関節リウマチ治療で、フェーズⅡの肺のツボを調整しました。するとすぐ3人の患者さんに効果が出ました。関節リウマチ患者の手のひらは、進行すると肌が黒ずむのです。改善する時は白い肌になります。この今までのツボの位置でない、フェーズⅡの肺のツボの調整をしただけで、手のひらが白くなって来たのです。私の理論の正しさを証明することでした。
(博士はフェーズ6まであるとご著書の中では書かれています。もしかすると進化の過程では6段階ぐらいの変化を、人間はしてきたかもしれません。しかし治療についてはこの3段階で十分です。ちなみに博士のご著書では、フェーズ3までのツボしか描かれていません)
二千年前に書かれた黄帝内経は古代の治療家の叡智が凝縮された物です。
その中で当時の技術では解決出来なかったものが、戒めや禁忌として引き継がれてきました。
それが進化論から光を当てると、いとも簡単に問題が解けてしまいます。
手のひら先生の難病治療の診断技術と診断器具 フィンガーテストだけでは診断できない
最初に上げるのは大村恵昭博士の考案した、バイ・」ディジタル・オーりングテストです。
筋肉反射テストと言う大きなくくりの中に入るものですが、最も有名で多くの方が簡便に使われている方法です。
最初は人間を診断器具のように使って厳格さを求めたようですが、いまはこれも気の世界にあるものと博士は考えているようです。
使い方さえ誤らなければ、簡便な診断方法として最も優れているのではないでしょうか。
古代の医家たちは気が見えていた、私はそう考えます。
気功を教えていただいた鳥居隆篤先生は(北斗の拳 主人公ケンシローのモデル)、経絡が見えると仰っていたので、古代の医家たちも見えたはずです。
ではなぜ気を直接診断する方法が今まででてこなかったのでしょうか?
日本には河野忠男先生と入江正先生と、お二人が指の磁性を使って診断する方法を作られました。
金成万先生は「フィンガーテストは使えないね」と仰っていました。
私は「なぜなのかな」と疑問に思っていましたが、身体を左右に分け診断する方法は、人迎氣口診のみで現在の修学体系の中には組み込まれていません。したがって修得は難しいといえます。
入江式フィンガーテストを主に使っていましたが、その後金先生にお会いした時の対談の中で「気は時々消える」と話されたことに、合点が行きました
その通りでフィンガーテストでは診断ができない時が、度々生じたので戸惑ったことが何回もありました。
これは古典を知れば当たり前のことで、気は陽を二十五回 陰を二十五回周ると書かれています。
その気の流れている時を知らずに、フンガーテストを行っても診断は正確にはならないのです。
なぜ気を見ることが出来た古代の治療家が、直接それを診断方法にせず脈診と言う方法を取ったのか?その謎はここに原因が有ったのです。
経絡の中を流れる気は、常に流れているので捉えることが難しいという意味です。正確に捉えるには、工夫が必要だということです。古代にはフィンガーテストはなかったので、誰でもが使える脈診が主流になったと考えられます。
そうは言ってもフィンガーテストはとても簡便で、習得すれ便利に使えます。
しかし上記の問題が有るので、私は写真のように器具を作成し使用しています。
科学的な説明はできませんが、フェーズのことを考えれば、これを使うことで奥深く潜っている気も感知出来ているのでしょう。
リウマチ治療には抜群の威力を発揮する診断器具です。
我ながら素晴らしい発明だったと自讚しているものです。
1 免疫システムは3段階に進化してきたと説明しました。
3箇所の点が果たして原始免疫なのか、獲得免疫なのか0.5%ぐらいは区別することが出来るのか不安でした。
しかしこれを使うことによって、いまその免疫度合いがどの程度にあるのか、すなわち悪化しているのかが判定できます。
関節リウマチでは最も顕著に出ています。
それによって鍼でどの程度この場合は、本数と補瀉について診断が出来るのです。
勿論治療効果の判定も出来ます。
判定し患者さんの実感と照合すれば、患者さんの信頼も上がり治療家も治療に目処が立ち、自信がつくというものです。
今まではこれを患者さんの手に乗せたあと、オーリングテストで計測していました。しかしリウマチ患者さんだと指の変形や力が入りません。計測に困っていましたが解決いたしました。これを載せるだけでツボの状態がわかり、鍼を何本させばよいのか分かるようになりました。
2 つぼの力価(力価という単位は生物学で使う活性度を表す単位ですが、使いやすく感じるので援用します)を計測出来るすぐれものです。
進化したMGOTです。1から8まで計測できるようにいたしました。それまではツボに1本程度ハリを刺していましたが、重要なツボ例えば大脳基底核などはパーキンソン病では、8本刺さなければ効果がないと判定できるようになりました。
素早く手のひらに有るつぼの力価を測り、どの程度の刺激を与えたらよいかが、簡単に計測できます。
補瀉と鍼の本数を決めることが出来ます。脳疾患の場合は10箇所ほどのつぼを短時間に調べねばならなりません。これはこんな小さなものですが治療家の右腕になり得る物です。
最近気が付きました。この器具を使うと東洋医学では知られた言葉「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となす」これがこんな簡単な器具で、証明できるとは思いもしりませんでした。
新・陰陽論の始まり
「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」と言われています。極限限界まで到達すると、真反対になってしまうと言うのが東洋医学の教えなのです。この教えを目で見えるようにしたものがこの図です。例えば白を夏で陽 黒を冬で陰とします。白の面積が最も多くなるのが真夏で、それを超えると陰が入ってきてやがて冬になるのです。冬の病気は陰の気が少ない夏前から治療するというのも、この図から説明されます。
実は気候や病気の症状が大きく変わるときも、この言葉が使われて来ています。しかしツボの状態についてこのことを述べた文献は見たことはありませんでした。ところがちょっとした切掛で、ツボに陰陽逆転が有ることを発見しました。そのツボが陰の状態だとすると、いままでは鍼は補瀉迎随に従って補の鍼を刺していたのです。ところがこのMGOTを使って診断すると、何本鍼を打てばツボは正常になることが診断できるのです。まさにただ何も考えず補瀉迎随も無視して、鍼を刺せばよいのです。何本打てば良いのかなんて、いままで考えた方いましたでしょうか?いたかもしれませんがそれはただ勘で打っていただけでしょう。勿論気の達人は別でしょうが。ツボの状態を正常にするには厳格さが要求されます。多くても足りなくても治療は無駄になってしまいます。
セミナーで先生は多鍼といって患部に、なるべく多くの鍼を刺すことを教えてくれました。今考えると誤りでしたね。東洋医学はアバウトな学問で、許容範囲が広いように思われていました。自分もそのような考えが少しはありましたが、今回の発見で実は精緻で微妙で繊細な治療を施さねばならないことが分かりました。まさに恐るべし東洋医学です。
勿論鍼灸師なのでその診断を信じて、先ず自分の心臓の調整をいたしました。不整脈はないのですが根本に左室肥大があるので、この治療結果がどうなるのかちょっと心配でしたが、以前の方法より身体は喜んでいるようです。
昔から言われているからと盲信するのではなく、それを分かるようにすることも現代の鍼灸師の責務だと考えています。
手のひら先生スタイルの治療器具 ニードルキーパーは、がん・パーキンソン病・脳卒中後遺症などの難病に使います。
20年近く前から発想し特許を取得した器具です。
鍼灸師が治すのは治療家が患者に自らの気を与えて治す、これが鍼灸術の基本であることは前に説明いたしました。
とは言え回復力の弱っている患者さんに治療家の気が効果的か否か?
その時に気は体の中を流れる電気と捉え、細い小さな手指鍼に電気を流すために考案したのが、このニードルキーパーでした。その効果は上記に上げた難病治療にとって、不可欠なものとなっております。
こちらは高麗手指鍼用に自作した、通称パチパチとイオンパンピングコードになります。ハーバード大医学部で、「Kiiko Style」の鍼灸を教授されている松本岐子師が、糖尿病壊疽治療論文を載せられたものからヒントを得て作成したものです。
糖尿病の神経麻痺、壊疽の他に、私は脳溢血後遺症とパーキンソン病に使用しはじめました。(元は河合吉弘師のアイデアと間中善雄博士の発明品です)
もう10年以上前に爪もみ法が盛んだった頃、福田稔医師が使用していたので購入しました。当時盛んに使用しましたが、目に見えるような効果もなくお蔵入りしていました。脳の詳細なツボや免疫など、私自身の治療法が進歩してきました。脳溢血脳梗塞の半身麻痺患者の治療に壁を感じたので、あくまでも補助用ですが使いはじめました。自分自身をまず被験者として試したところ大変良く、それまでの壁を超えたので使いはじめました。
上記のMGOTを使った診断とレーザー治療法が進化しています。難病と言われる治療には使い方も工夫が必要なことが分かりました。その成果が少しづつそして確実に、膠原病脳卒中リウマチに現れています。
「鍼灸師の共通感覚」
鍼灸師の共通感覚について考えてみましょう。東洋医学の構造についてはすでに明らかにいたしました。最下層に位置づけた気(Qui or Qi) これを理解できるか否かで、共通感覚について大きな隔たりが生じるのです。
現代において鍼治療家でも気を否定するまたは無視する方たちはいます。しかし東洋医学は気の医療と言われているので、これを無視することはそれ自体を否定することになります。
ただしこの気については様々な問題が過去から現在も存在し続けています。それらを整理していかないと、鍼灸の進歩はこれからもないはずです。
東洋医学の原典「素問霊枢経十八巻」に書かれていることは、全て気の治療に関することです。ですがこの気の意味するところがあまりにも広いので、鍼灸師の持つ気とはどのようなものか理解することが困難になっているのです。
中国人は森羅万象を説明するのにすべて気の働きをもって説明してきました。しかし鍼灸師が持ち治療に活かす気と、病気の成り立ちを理解し治すための方策を考える気、これは区別しないとなりません。
ブログとして書きましたが治療家の気は、様々な習得方法がありますが、基本は治す能力がある治療家から頂くものなのです。譲って頂くものなので、そこに文化が存在するので、未だにこの譲られるシステムが「弟子入り」として存在します。
昔から治せる鍼灸師になる早道はとか、早く一人前になるには弟子入りが一番と言われていました。このことを考え文字に起こしているうちに気がついたことがありました。大発見でした。現代の弟子入りとは、自分がこれと決めた先生に弟子入りを申し込み、許されたなら2年ほど週1回通い様々なことを教えて頂くこと。長い間高理解していましたが、それだけでは説明不可能なこともありました。そこで発見したのが気の譲渡 気を授けられるといいことでした。
この氣は気功の氣だけでもありません。氣の修練鍛錬は重要な要素です。でも気功師とは違います。同じなら鍼灸師も気功師も同じになってしまいます。
治療記や様々な治療関係の文献の中に、弟子入りをしたことがない方なのに明らかに気を使った治療家がいたのです。また聞いた話ですが「父親はオーラや背後霊」を見ていた鍼灸師だった。などは弟子入りの他の方法で治療に必要な気を身に着けたはずです。
気をつけておかないとならないのは、昔の制度での鍼灸学校の先生方は治療を行っている、実践家だったことは頭に入れる必要があるはずです。しかしそれでも「弟子入りが一番」という言葉が伝えられてきたことは、すべてがそれで解決していたわけではなかったのです。
ここで断って置かないと批判されるので、事前に言っときますが鍼灸師が全て気を使うレベルの治療を行う必要はないことです。
腰痛や肩こりを治すのに気の問題は関係ありません。スポーツ障害にもこの問題は必ずしも必要はないでしょう。慰安や癒しを求める患者に対しても問題はないはずです。内臓疾患についても程度を問題にしなければ、鍼灸の歴史二千年とも言われた中で成果を上げていたはずです。
鍼灸の歴史の中で手術を併用した治療家は別として、大きな成果を上げ記載された方たちは、パワフルな気を持っていたはずです。その気の力で治すことができたのです。金成万先生はがん治療で有名でしたが、その治療の基本は一本一本気を込めて鍼を刺すことで治せると仰っていました。同じ金先生でしたが韓国から来られた方は、一日200人治療できたのも治せるのも、気のコントロールができるからだと仰っていました。現代においても気の治療は重要な要素なのです。
学生だった時に聞いた治療レベルの話です。痛みがある時初心者は痛みのあるところに鍼を刺す、上位のものは離れたところにその痛みを引っ張ってくるようなツボに鍼を刺す、経絡を学んだものは経絡の調整をすることで根本から治す、と聞きました。最後にはやはり気の問題に到達するのです。
また少人数で講師を招きあんまの講義を受けたときです。卒業して学生同士で勉強会を開いたそうです。はじめの3ヶ月ぐらいは「このツボの効果はどうだったとか」の話が中心だったそうです。それが半年もすると開業しているものと、日曜鍼灸師とでは話す内容が違ってきた。開業した者が話すのは「お腹を緩めるには今経絡を揉むといいね」「足からもんでいくとお腹は緩むね」というように、時間内で結果を出さないと次回がないものは、次元も変わってきたそうです。気の問題は必ずでてきます。
気のレベルも初心者からがんを治せる達人の気のレベルまで存在します。その中では個々のレベルでは理解できないかもしれません。
ツボさえあれば経絡はいらないという治療家では、内臓疾患は治せません。経絡はいらない無視する治療家では、内臓疾患は治せません。人間は進化してきた動物です。したがってツボも変わってきました。それを理解するには気のことを知っていないと、隠された進化の産物であるツボを見つけ治療することはできません。したがって脳に関するような治療も、することができないのです。
「いかにして気を養うか?治療家の気を会得するか?」
内気外気という言葉がありますが、治療家に必要なのは内気を養うことです。これは腹式呼吸が必要なことです。それだけやって誰でも達人になれないのは、衆知の事実です。
実は日本には「直傳靈氣」というシステムがあり、これを習い霊授を受けると手から気が出ていることは簡単に実感できるのです。
生徒に気を出させることが出来る、ティーチャー認定証を頂きました。
ティーチャーになる前の段階終了証です。
外気功を習得しても治療家になれません。鍼治療は鍼を刺しそこに治療家の持つ、治す気を注入しなければ治せないのです。気功師が鍼灸師のように様々な疾患を治せないのは、ピンポイントで気を注入することができないことも原因です。
以上の修行を終えたあとで次は治療家の気を頂くことです。これは前に書いたように弟子入りが一番です。尊敬できる先生を見つけ出します。そして弟子入りの申込みをします。弟子入りを許してくれる先生は数少ないでしょうし、運良く見つけても順番があって道はすぐには開かれないでしょう。
先生の時は効いたのにお弟子さんのときは効かなかった。このような声を聞いたことありませんか?先生の気を従業員ではいただけないのです。弟子入りするにはその先生の技術の他に、気も頂くのですから両者とも厳選しないと目的は達成できません。
先生にとっては無償ですべてを与えるわけですし、弟子は心から師として尊敬できないと目的のものは得ることができないのです。
一旦得たらあとはそれをレベルアップするする努力が必要です。それができれば出来ただけ、気のレベルでの会話ができることになります。
いままで語ってきたことはいかがだったでしょうか?
私の気についてですか?
例えばがんを治療できるレベルにあるのか?といえば、それはまだまだなのでしょう。
がん治療を行う免疫を整えるツボも、進化とともに出来上がったものも発見しました。
免疫とはなにか?理論も構築できました。治療技術も完成いたしました。しかし気だけでがんを治せるレベルにはまだ達してはいません。
氣は話し合ったりするものではなく、感じたり察したりするものだと私は考えています。
そのレベルは言葉では表せないところになるはずです。でも見えないものを身に着けなければ、理論構築しツボを正確に見つけ出しても、治療効果は思うようには出るはずがありません。
鍼灸と西洋医学の違い
お断りしておきますが、東洋医学には外科はないのです。
二千年近く前の中国では伝説的な治療家の達人が、超人的な手術を施し死人をも生き返らせたような話があります。
しかしもと東大教授加納喜光著「中国医学の誕生」を読めば、彼らが今のトルコ・イランあたりから来た達人であった治療かと伺えます。
西洋医学は外科は引き算しか無く足し算が出来ない、内科は引き算が出来ないと気が付きました。
一旦処方すると内科で処方薬の種類と量が、すくなることは無いでしょう?
難病と呼ばれるものほど種類も量も膨大になったりします。
新薬が出ると前の薬を減らすのではなく、追加することがないですか。
手術は引き算ですね。
例えば不整脈で行われるアブレーションという、レーザーで心臓壁を焼くものがあります。
コンピューターで計測しどこが元凶かを診断し、そこを焼いてしまうのです。
完治すれば問題ないでしょうが、再発する率は1年後40%程あるそうです。
鍼灸はどの計算になるのでしょうか。
補瀉と言う技術は例えれば足し算と引き算に相当します。
弱っていれば気を補って活性化し足し算を、興奮していれば気で抑制する引き算をします。
iPS細胞を使った再生医療は、西洋医学の限界から来たものでしょうが、まさに足し算になるのでしょうね。
手のひら先生スタイルの動画をYouTueにアップロードしました
以下は「手のひら先生スタイルの新・鍼灸理論になります。
(治療各論)
第1回 末期がんの治療法
第2回 新・癒着治療法
第3回 リウマチ治療法
以下は「The New Theory of Acupuncture by tenohira-sensei」の動画です。
chapter1 stracture of Oriental Medicine
chapter 2 About Qui for acupuncture
ご覧いただけるなら「手のひら先生スタイル高麗手指鍼の関節リウマチ治療」を参照ください
2018年9月1日 韓国ソウルで行われた、韓日学術大会での公演動画です。
英語での発表なので引き続き日本語バージョン、手のひら先生スタイルの
リウマチ治療など動画をアップする予定です。
英語と言っても事前の打合せが良くなかったので、原稿を読むだけになってしまいました。でも意外と発音は韓国人に褒められました。「ジャパニーズ イングリッシュ
ではなかったようです」言葉の使い方は英作文そのものですが、内容に関しては世界中の誰にも文句は言わせない自身があります。
乞うご期待!
「手のひら先生の高麗手指鍼療法」理論をいかにして考えたかを書いたものです。
これをお読みになって鍼治療ができるものではありません。人間の進化の過程が手のひらの中
に記憶されていることを発見しました。それに基づいて治療をすることで、今までは治療困難
な病気を治療できることになりました。さらに独自の免疫システム調整理論と調整法を完成さ
せました。また脳神経のツボを発見し脳神経疾患も治療ができることとなりました。
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